今回は筋活・骨活のために素敵女医の3人が実践している睡眠&食事などについてご紹介。おすすめのアイテムも登場するのでぜひ参考にしてみて。
(写真右から)
「抗酸化のサプリを中心に。ワタナベオイスターの牡蠣エキスは、ミネラルと亜鉛が豊富。そのせいか白髪ができません」(関口先生)
「骨粗しょう症対策に、ビタミンD3のエディロールと、女性ホルモンのビビアントを」(窪田先生)
「筋肉のもとになるタンパク質源の代表格といえば肉。なかでも赤身肉には、脂肪燃焼を促すL -カルニチンが豊富に含まれています」(すべての先生)
寝具が合わないのか、
もともと不眠症なのか?
関口 よく「寝具が合わない」「枕にこだわっている」と言う人がいますが、それは朝起きたときに痛かったりしびれていたりするから考えるのだと思いますが、寝具以前に、不眠症が先にあるケースもあります。
神保 痛みやしびれがある場合、頸椎症の可能性がありますね。5~6時間同じ姿勢で横になっていて、起きたときに痛い。中高年に多い症状ですが、それは病気じゃない。昼間、普通に活動できるならよしとしましょうよ、と私はご説明しています。
こむら返りには
漢方の芍薬甘草湯を
窪田 私は、テンピュールの電動ベッドに寝ています。本を読むときにいいかなと思って買ったのですが、足を骨折したときにはものすごく助かりました。病院のベッドと同じ感じで使えますから。
関口 窪田先生は、いつも生足なんですか?
窪田 はい。冬場は周囲から「タイツをはいてくれ」と言われるのではきますが、3月から11月くらいまでは生足です。しかも体温も血圧も低いのに、服もほぼノースリーブなんですよね。おかげで「一人クールビズ」と呼ばれています(笑)。
神保 すごい! でも、風邪をひかないのだから、合っているということですよね。よく「冷えると足がつる」という人がいますが、こむら返りの原因としては、冷えのほかに、脱水、疲れ、ミネラル不足などが考えられます。あとは加齢による筋肉の劣化も無関係ではありません。今夜はつりそうというときは、漢方の芍薬甘草湯を飲んでおくと防げます。
関口 皆さん、食事に関してはどうですか? 私は夜に焼酎やウイスキーを飲んでしまうので、炭水化物は控えるようにしているものの、ちゃんと意識しないと肉や魚を食べなくなっちゃうんですよね。別に3食炭水化物でもいいや、という感じで。一応、まんべんなく食べるようには気をつけていますが。
窪田 私も同じで、毎晩アルコールを飲むので、飲みすぎないよう気をつけています。赤身の肉を中心にバランスよく食べるようにしていますが、食事らしい食事は夜のみ。会食が多いので、ほぼ外食になります。
神保 私は痩せているせいか、血中のトータルプロテインが低めなので、できるだけ落とさないようにしています。夜は炭水化物少なめですね。
神保眞理子さん
Mariko Jinbo
63歳 整形外科
神保整形外科
「週に3~4回、リビングで足を投げ出しているときに、膝を伸ばしてももに力を入れ、大腿四頭筋を鍛えるように心がけています」
関口由紀さん
Yuki Sekiguchi
54歳 泌尿器科
LUNA骨盤底トータルサポートクリニック
「サプリの摂取で免疫力が上がったせいか、風邪をひいたり、疲れを翌日に持ち越すことはほぼありません」
窪田美幸さん
Miyuki Kubota
60歳 眼科
三軒茶屋眼科
「パワープレートの上で毎日10分間、スクワットと腹筋運動をしています。効率よく運動できるので、忙しい人におすすめです」
次回はいよいよ素敵女医の鼎談の最終回。エクササイズについての話をご紹介します。
撮影/ケビン・チャン スタイリスト/森 ゆう子 取材・原文/上田恵子