じゃがいものレジスタントスターチと明太子のパントテン酸が腸を活性化
じゃがいもの冷製ポタージュ
●材料(2人分)
- じゃがいも(メークインがおすすめ)……小2個(200g)
- 玉ねぎ……1/2個
- オリーブオイル……大さじ1/2
- 塩……ひとつまみ
- だし汁……500㎖
- 明太子……適量
- 青ねぎ(小口切り)……適量
●作り方
- 1. じゃがいも、玉ねぎは薄切りにする。
- 2. 鍋に①とオリーブオイル、塩を入れて弱火で5~6分蒸し煮にする。だし汁を加えて柔らかくなるまで弱火(フツフツするくらい)で10分煮る。火から下ろして冷ます。
- 3. 粗熱が取れたらミキサーに入れ、なめらかになるまで攪拌する。
※ジッパー付き保存袋に入れて冷凍可能。 - 4. 塩(分量外・適量)で味を調え冷蔵庫で冷やす。器によそい、明太子、青ねぎをのせる。
※レジスタントスターチとは、消化されずに大腸に届くデンプンのこと。特に冷やすと増え、腸のぜん動運動を刺激します。
※だし汁の一部、または全量を豆乳に置き換えてもおいしい。
パントテン酸の朝スープで腸の目覚めをサポート
●腸のぜん動運動を促すパントテン酸を意識!
パントテン酸はビタミンB群のひとつ。腸のぜん動運動を促して排泄をスムーズにする働きがあります。いろいろな食品に含まれており、腸内でも合成されるので、通常の食生活であれば欠乏することはあまりありません。ただし、カフェインやアルコールを多くとる人、加工食品に偏った食事が続くような人は不足しがち。注意が必要です。水溶性なので、スープにすると、水に溶け出たものもしっかり摂取できます。
パントテン酸が多い食品を上手に利用
パントテン酸は肉、魚、野菜ほか、いろいろな食品に含まれます。肉の場合は肝臓(レバー)に特に多く、穀物の場合は未精製のものに多く含まれます。
上の数値は100g中に含まれるパントテン酸量
参考:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
レシピを教えていただいたのは
東京農業大学卒業。管理栄養士専攻。研究職(大豆イソフラボン研究)に就いた後、飲食店勤務を経て独立。ヘルシーかつおしゃれなレシピが人気。著書に『朝ごはんはすごい 一生太らない食べ方習慣』(ワニブックス)ほか
撮影/神林 環 スタイリスト/洲脇佑美 料理/大島菊枝 監修/川本 徹 構成・原文/瀬戸由美子