日本でも楽しめるようになったホワイトアスパラガスで、おしゃれな3品を
先日、ニューヨークで見た日本語放送で、ホワイトアスパラガスを育てている農家さんの話をしていて、日本でも国産の生のホワイトアスパラガスが手に入るんだなぁとうれしくなりました。
ホワイトアスパラガスは、春の出盛りの時に一度や二度は食べたい野菜のひとつ。フランス料理のイメージがありますが、ドイツでもよく食べられているそうです。
お店によっては、こんな極太のホワイトアスパラガスもあります!左側にちらりと見えているのは、パープルのアスパラガスです。
ファーマーズマーケットでは、先の方がパープルになっているホワイトアスパラガスをみかけることもあります。
ホワイトアスパラガスは低カロリーで食物繊維を含むので、体重が気になる時に食べるのにいい野菜とされています。グリーンやパープルのアスパラガスより栄養価は低くなりますが、合わせる食材を工夫して楽しみたいですね!
グリーンのアスパラガスは、私は30秒くらいさっとゆでてざるにとりますが、ホワイトアスパラガスのゆで方は全然違います!
まず、ホワイトアスパラガスの根元の硬いところをとります。私は根元に近いところでポキっと折ります。根元ではない方の皮をピーラーで薄くむきます。先端の3センチくらいの部分は、皮をむかないでいてくださいね。
大きなフライパンにアスパラガスが浸るくらいの水を入れて沸かし、(写真の量に対して)塩小さじ1杯くらい入れて、根元の部分、むいた皮と共にアスパラガスを入れます。コトコト沸騰するくらいの火加減で10分くらい茹でたら太いところに竹串をさし、柔らかくなっていたら火を止めて、皮をむいたアスパラガスを取り出してさまします。
根元の部分とピーラーでむいた皮は捨てますが、ゆで汁はおいしいので絶対捨てないで!絶品スープができますよ!
ホワイトアスパラガスの絶品スープ
少し深さのある鍋に刻んだ玉ねぎとオリーブオイルを入れて、玉ねぎが透き通るまで炒めます。そこに皮をむいて小さめに切って水にさらしておいたじゃがいもを入れて軽く炒め、ホワイトアスパラガスのゆで汁をひたひたくらいに入れてじゃがいもが柔らかくなるまで煮込みます。そこにさらに切ったホワイトアスパラガスを加えて塩と白胡椒を入れて5分くらい煮ます。
スープに入れるのは玉ねぎ小1/2個、大きめのじゃがいも1個、太めのホワイトアスパラガス6本のバランスがいいでしょう。粗熱が冷めたらフードプロセッサーでどろどろにし、鍋に戻して再び温めます。そこに、茹でただけのホワイトアスパラガスを2本、ざく切りにして加えて食感を感じられるようにしました。味見をして塩と白胡椒を必要に応じて加えたら、できあがり。白胡椒を使うのは、スープの白っぽい色を維持するためです。
コンソメの類や生クリームなど一切入れていないのですが、それでもとろとろの超おいしいスープができて、我ながら感激しました!ホワイトアスパラガスの味をできるだけ損ねないよう、トッピングは刻んだパセリを少々ちらし、オリーブオイル少々を回しかけるだけ。私は、ホワイトアスパラガスのゆで汁はそれだけ飲んでもおいしいと思います。残った茹で汁は冷凍できますし、ベジブロスとして使うこともできます。
茹でたホワイトアスパラガスは他に、アペタイザーやサラダとしても使えます。
ホワイトアスパラガスとサーモンのミルフィーユ仕立て
平たいお皿にキュアードサーモンかスモークサーモンを1枚広げます。その上に縦に薄くスライスしたキュウリを少しずつずらしながらのせ、その上にまたサーモンを1枚のせます。その上に、キュウリ同様に縦にスライスしたホワイトアスパラガスを少しずつずらしながらのせます。その上に水にさらしておいた千切りの紫たまねぎをのせ、さらに刻んだパセリをちらし、オリーブオイルを適量かけました。白ワインが飲みたくなる、おしゃれなアペタイザーができました!
切り口は白以外の色も見えた方がきれい。サーモンと相性のいいキュウリをはさんで正解でした!
レモン風味のホワイトアスパラガスのサラダ
こちらは、私のお食事会でお出しした時のホワイトアスパラガスのサラダです。茹でたホワイトアスパラガスを、ゆで汁をほんの少し残したフライパンに戻します。塩胡椒とオリーブオイル、レモン汁で味をつけただけのシンプルなサラダ。可愛い食用のパンジーが手に入ったので、それをトッピングして春らしさをさらにアップしました!