今回は筋肉がきれいに整う正しい歩き方についてご紹介します。マスターすれば老化を防ぐだけでなく、脚に偏って筋肉がつかない、つまずきも予防できるなど、いいことづくめ。さっそく試してみて。
筋肉がきれいに整う正しい歩き方のポイント
歩くときは、以下のポイントに気をつければバランスよく筋肉が使われ、体に負担もかかりません。
歩き方のポイント 01
腕を後ろに
大きく振ることを意識
腕はなるべく大きく振り、特に後ろ側に大きく振るのを意識して。前へは意識しなくても振れているものですが、後ろに振るのを意識すると前後同じように振れるようになり、重心も正しくなります。
歩き方のポイント 02
歩幅はやや
広く早歩きで
歩幅を小さくすると、膝下など使われる筋肉が偏ってしまうので、少し広めにしましょう。やや早歩きを意識すると、消費エネルギーが上がり、痩せやすくなります。
歩き方のポイント 03
目線は斜め下に
向ける
歩くときに上や下を見ると、首が曲がり、姿勢がくずれます。とはいえ真っすぐ前を見ると歩きにくいので、目線を少しだけ斜め下に向けて歩きましょう。首が曲がるのを防げ、姿勢が整います。
歩き方のポイント 04
少しつま先を
上げて歩く
足首は本来の90度になっているとつまずきにくいのですが、これより広くなりがち。つま先をほんの少し上げるイメージで歩くと、足首が正しい角度になり、つまずきにくくなります。
足裏の重心のかけ方、足の運び方の正解は?
重心のかけ方、
正解はコレ!
着地のときの足の重心移動も大事なポイント。以下の方法なら筋肉がバランスよく使われます。
かかと→小趾球→ 母趾球が正解
かかとから着地し、足の外側に重心を移動させていき、小指の付け根(小趾球)から親指の付け根(母趾球)へと移動させ、親指で蹴り出すのが正しい方法。この重心移動なら、脚の内側の筋肉もお尻の筋肉もバランスよく使われます
足の運び方、
正解はコレ!
一直線上に足を運ぶ
歩くときの姿勢だけでなく、足の運び方にも注意が必要。一直線上に足を運ぶのがコツ
一直線上に足を運ぶ
左右の脚の横幅を開いて、平行線上に歩く人がいますが、これだと脚の内側の筋肉が使われにくく、外側の筋肉ばかりが使われてガニ股やO脚にもなりやすくなります。左右の足の内側が一直線上にくるように着地するイメージで足を運んでいくのが正解。脚の内側の筋肉が使われ、脚のラインが整います
次回は「筋肉アップの食事は、何をいつどうとるか?」をご紹介します。
撮影/城 健太 ヘア&メイク/木下庸子 スタイリスト/程野祐子 モデル/島村まみ 取材・原文/和田美穂