ウォーキングに取り組もうと思っているミーナです。前回の姿勢に続き、いよいよ正しい歩き方のフォームのレッスンです。
筋力・骨力をアップして脂肪は燃やす!
一生太らない歩き方とは?
「歩く」という動作は、実は格好の全身運動。漫然と足を運ぶことをやめ、「運動」として見直すことで、日常のすべてが健康とダイエットに最適な動きに変わります!
そこで、いい姿勢で歩くことでカッコよく痩せるための、正しいウォーキングの仕方について、Step1~7に分けてご紹介します。
Step3は2回に分けて、運動効果の高い基本のウォーキングフォームをご紹介します。
「きれいに」「カッコよく」歩くイメージで!
運動効果の高いフォームをマスター
背筋も膝も伸ばして歩く。それが大きな筋肉を使うコツ
正しい姿勢が理解できたら、いよいよ本題のウォーキングです。
日常的に運動効果の高い歩き方をするために、サルティス池田さんが提唱するのは「きれいに」「カッコよく」歩くということ。といっても、ファッションモデルのように歩くわけではありません。モデルは服をきれいに見せるための特別な歩き方をしているので、この場合のウォーキングとは切り離して考えます。
私たちが目指したいのは、運動効果の高いウォーキングフォームです。
「人から見て、きれいでカッコいい歩き方は、体に無理がなく理にかなった姿勢になっているものです。まさにそれが大きな筋肉を使って歩く理想的なフォームなんですが、身につけるには注意すべきポイントが多く、最初からすべて同時に覚えるのは難しいと思います。
まずは姿勢チェックで覚えた体勢を保ちながら、颯爽と歩くことだけを心がけて。その感覚がつかめたら、各部位の注意点を確認しながら体を動かしてみてくださいね」
フォームの最大のポイントは、骨盤を立てた正しい姿勢で歩くことと、膝を伸ばした状態で歩くこと。これだけでも、大きな筋肉を使って歩いていることになるため、やみくもに歩いている人の何倍も高い運動効果が得られます。一度にマスターできなくても、徐々に感覚をつかんでいきましょう。
何はなくとも守りたいのはこの3つ!
注意点は多いけれど最初はこの3点を守って歩くだけで、確実に運動効果がアップします。
●正しい姿勢で!
おへその下にある丹田を凹ませて骨盤を立て、肩甲骨を後ろに寄せるのが基本です。空と大地で綱引きされているイメージを持ちましょう。
●膝は伸ばして!
脚は伸ばしたまま歩くのが理想。まさに「人」という文字をイメージします。膝の裏側に意識を集中して歩いてみると感覚がつかめます。
●腕は引くだけ
二の腕を後ろに引くと肩甲骨が動き、背中の大きな筋肉を使うことに。ブラブラ無駄な動きにならないよう、前には振らないのが◎です。
次に、基本フォームのCheckポイント1~6です。
監修:サルティス池田さん Salutis Ikeda
profile
アシックス ウォーキングトレーナー、日本ウォーキング協会公認指導員、公認シューフィッター。ウォーキング講習会やセミナーはこれまでに1000 回以上、約3万人以上を指導。日本初ウォーキングミュージックCD「Walking melodies」(東芝EMI)をプロデュース。
http://www.asics.co.jp/walking/
次回のStep3-2、運動効果の高い基本のウォーキングフォームのCheckに続きます。
撮影/板野賢治 イラスト/かくたりかこ 取材協力/アシックス
構成・原文/蓮見則子