「冷え」の自覚症状はないミーナですが、鍼などにいくと、”冷えてますよ”といわれることも。代謝が悪く、太りやすいのも「冷え」が原因っていうし。「冷え」のチェックリストでまず自分を見極め、健康生活を送りたいと思います。みなさんも、このシリーズをぜひ参考にしてくださいね。
ほてりや肌荒れ、疲れやすい…。
その不調、冷えが原因かも?
OurAge世代の私たちが感じる不調のもとが、実は「冷え」だった、ということもあるそうです。
さまざまな「冷えとり」情報があふれていますが、冷えの改善に本当に必要なことって何でしょう?
医師に聞いた、実はあまり知られていない冷えの原因や改善法、そして、冷えとり20年のスペシャリストが実践しているコツも!
美と健康のプロたちに聞いた「冷えとりの真実」をお届けします。
まず今回は、集英社の情報サイト「ハッピープラス」の会員で45~60歳の方、488人を対象にアンケートを実施。「冷え」について感じていること、実践していることを聞きました。
■あなたは「冷え」を感じていますか?
はい 376人
いいえ 48人
わからない 64人
8割近くの人が、冷えを感じているというアンケート結果が。「冷えとり」が注目を集め、さまざまな「冷えとり」法を実践している人が多いのも納得の結果です。
■「冷え」を感じている方、どこに「冷え」を感じていますか?
足 376人
手 175人
お腹 112人
膝まわり 72人
背中 56人
その他 59人(複数回答)
断トツが足。2位は手と、やはり末端に冷えを感じている人がとても多いようです。お腹、膝まわり、背中と続き、またその他では、肩が冷えるという声もありました。
■「冷え」をとるために、どんなことをしていますか?
冷えないファッションを心がける 223人
靴下の重ね履き 167人
ストレッチやスポーツなどで体を動かす 143人
半身浴をする 119人
湯たんぽを使う 84人
白湯を飲む 77人
冷えない食べ方を実践 72人
冷えとりグッズを使う 25人
その他 50人(複数回答)
最も多かったのが、冷えないファッションを心がけることでした。靴下の重ね履きも人気が高く、ストレッチやスポーツで体を動かすほか、半身浴を実践している人も多数。
■ほてりを感じることはありますか?
はい 190人
いいえ 234人
わからない 64人
冷えを感じる人が大多数なのに対し、更年期世代ならではの悩み、ほてりを感じる人も4割近くいるという結果になりました。ほてっているのに冷えている、その原因と対策は?
チェック!
あなたはどのくらい冷えている?
冷えを自覚していない人でも、実は冷えている場合が多いのです。あなたはどのくらい冷えている?
日常生活に潜む冷えのサインの見分け方を医学博士の渡邉先生に伺いました。
よいと思っていた生活習慣がイエローカードになる場合も! 3つ以上当てはまったら要注意です.
■ 肌がくすみ、ツヤがない
■ ほてりや多汗がある
■ 白髪や抜け毛が増えたり、歯肉炎が気になる
■ することがたくさんあり、つねに頭がフル回転!
■ 日常的にストレスを感じることが多い
■ 冷えとりに一生懸命取り組んでいる!
■ 運動はほとんどしておらず、筋肉量が少ない
■ 体脂肪率が15%以下
■ 胃腸が弱い、またはダイエットをしている
■ 寝る直前まで、PCやスマホ、携帯電話を見ている
■ つねに寝不足気味である
■ 舌の裏の血管(舌下静脈)が青い
渡邉賀子さん Kako Watanabe
profile
医学博士。麻布ミューズクリニック名誉院長。北里研究所にて、日本初の「冷え症外来」、慶應義塾大学病院・漢方クリニックにて女性専門外来「漢方女性抗加齢外来」を開設。『体を温めると美人になる』(幻冬舎)など著書多数
次回からは、具体的な「冷えとりの真実」がわかるQ&Aをご紹介していきます。
撮影/江原隆司、鈴木康久(千代田スタジオ)
取材・原文/島田ゆかり