今回教えてもらう、自宅でできるエクササイズは、ストレッチ的な要素があって気持ちよさそう。これならミーナも、続けられそうです。
股関節痛の原因が、股関節の異常ではないという驚きの診断を受けた藤村さん。
”体の使い方”によって股関節痛が起きているとのことでした。
そんな藤村さんに理学療法士・外崎さんが自宅でできるエクササイズを教えてくれました。
理学療法士・外崎さんの
【おうち de エクササイズ】
藤村さんのように筋肉をうまく使えていない人は
全身の協調性を重視して!
ちまちまと局所的に鍛えるよりも、
ダイナミックな動きをつけましょう。
股関節や腰に負担のかからない範囲で、
ストレッチやエクササイズを。
●お尻から太もも外側を大きな動きでストレッチ!
O脚の人は、そもそも脚の外側に体重をかけがち。
一気に外側を伸ばすやり方が簡単です。
寝転んで、片手で反対側の膝を持ち、
逆サイドの肩が床から浮いてしまわないように注意。
体がかたい人は、ゆっくりじわじわ毎日続けてみましょう。
伸ばしたいのはお尻の筋肉と太もも
●体幹を鍛えるフライングドッグ!
体幹トレーニングの基本中の基本。
体幹だけでなくお尻から太ももまでを強化します。
両手両足をついたところから、
対角線になる手脚をゆっくり伸ばし、
伸ばしきったところで20秒間キープ。
これを左右5回ずつやりましょう。
背中の反りすぎや猫背では×。
また漫然と手脚だけ伸ばしたのでは効果がないので、
腰や背中に集中して。
中村格子さん Kakuko Nakamura
profile
1966年生まれ。整形外科医、医学博士。
Dr. KAKUKO スポーツクリニック院長。
横浜市立大学整形外科客員教授。
2014年4月、スタジオを備えた整形外科クリニックを代官山にオープン。
健康の大切さを伝え、多くの著書(『実はスゴイ!大人のラジオ体操』など)の出版や講演、メディア出演と幅広く活動。
外崎生才さん Futoshi Tonosaki
理学療法士、スポーツトレーナー。
撮影/小山志麻 矢部ひとみ
構成・原文/蓮見則子