こんにちは、ふみっちーです。
みなさん、花粉症は大丈夫ですか?OurAge編集部でも苦しそうなスタッフが何人か……かくいう、ふみっちーも花粉症に悩んで早5年。そうじゃなくても日光アレルギーとか敏感肌とか、やっかいな悩みが、大人になるほど増えてきました。OurAge世代でアレルギーデビューする人が増えてる、ってウワサも聞こえてくるけど、本当なのかな?
というわけで、アレルギーの正体に迫る記事、これから何回かに分けてお届けしますね☆
症状はさまざまでもアレルギーの根は同じ
ひと口にアレルギーといっても、その症状はさまざま。
「皮膚がかゆい」
「鼻水が出る」
「目がかゆい」
「くしゃみ・せきが止まらない」
などは、どれもアレルギーの代表的な症状です。発症のきっかけも、食べたものや触れたものなど、人によって違います。
「アレルギーとは、外から入ってきた異物に対して、体が過剰に反応した状態をいいます。他の人にとっては何でもないものが、自分の体には過剰に反応してしまう。それがアレルギーなのです。
食べ物や花粉、動物、家屋のちりやカビなどのハウスダスト、日光など、日常生活で接するありとあらゆるものが、アレルギーを引き起こす要因になります」
と言うのは、皮膚科専門医の平田雅子先生です。
アレルギーの症状が出る部位は、おもに皮膚や鼻、目、口、のど、食道、胃腸など。これらはすべて体の内側と、外からの異物が接触する外界との境目であり、粘膜になります。
「鼻、目、口、のどは、空気中の異物を最初にとらえる場所。また口、食道、胃腸は、食べ物が直接触れる場所です。
そして皮膚は、内臓を入れている袋のようなもの。中身が腫れて炎症を起こせば、袋にも影響が出るのは当然のことといえます。
皮膚が乾燥すると、目に見えないバリアが破れ、いろいろなものが侵入してきます。バリアを守るためにも、クリームなどできちんと保湿をすることが大切です」
皮膚と粘膜はつながっているため、アレルギー症状が連鎖的に起こることもあるのだとか。症状はさまざまでも、アレルギーの根っこは同じなのです。
取材・原文/上田恵子 イラスト/かくたりかこ