お風呂の効果を高めるために、知っておくと役立つ情報をご紹介。ちょっとした入り方のコツで、お風呂がより楽しく安全になります。
お風呂の入り方の豆知識
コロナ疲れ、ストレス解消に「マインドフロネス」 を
コロナ疲れやストレスの解消におすすめなのが、マインドフルネス(雑念にとらわれることなく、体の五感に意識を集中させ、“今この瞬間の気持ち”を受け入れる練習)をお風呂でする“マインドフロネス”。
「まず浴室の照明を落とし、暖色系の照明にします。脱衣所の光だけにしたり、防水仕様のLEDキャンドルなどを灯してもOK。基本の入浴法でつかり、薄く目を開けて腹式呼吸を繰り返し、呼吸に集中します。“考えても仕方がないこと”を考えなくなります」(早坂信哉先生)
朝風呂は低血圧の人に◎。ただし、焚き直しは避けて
お風呂はその日の疲れや汚れを取ったり、睡眠の質を高めるためにやはり夜に入るのがベスト。
「朝風呂は低血圧の人など、朝の目覚めが悪い人がシャキッとしたいときにおすすめ。
ただし、前日のお湯の焚き直しは、雑菌が繁殖しがちなのでおすすめしません。新しく入れるかシャワーに」
東京都市大学人間科学部学部長・教授。20年にわたり3万人以上の入浴を調査。お風呂や温泉の医学的研究の第一人者。著書に『おうち時間を快適に過ごす 入浴は究極の疲労回復術』(山と溪谷社)など
イラスト/二階堂ちはる 取材・原文/和田美穂