知りたい!
素敵女医の体重コントロール
素敵女医97人に聞きました。
更年期やコロナ禍で体重コントロールに四苦八苦
素敵女医にまずは現在の体重を調査。「体重を測っている」「体組成計で測っている」「ジムなどに行ったときだけ測っている」という回答が多数を占める一方、「測っていない」という人も。
●体重を測っていますか?
毎日ではなく、「ジムなどに行ったときだけ、高機能な体組成計で測る」と答えた人がわりといたのが印象的でした
また、「ランニングスクールに入ってフルマラソンを走れるようになり、1年で体重が10㎏減」(塩之谷整形外科・塩之谷香先生)といった例はあるものの、多くの素敵女医が「ここ3年で体重が増えた」と回答。「更年期障害とストレスで激増」(富永ペインクリニック・富永喜代先生)、「コロナ禍でジムに行けなくなった」(美夏クリニック・石井美夏先生)など、更年期に代謝が落ちた実感のある人が多いよう。
●ここ3年の体重変動の幅は?
個人差はあるものの、ほとんどが「体重が増えた」と回答。やはり更年期世代であることが大きくかかわっている模様
女性ホルモンが減少してくると脂肪もたまりやすくなる中、素敵女医の皆さんはどう対応しているか、体重コントロール方法を伺ってみました。
●20代のときと比べてどう変わった?
20代の頃と比べて、体重が増えた人が半分強。減った人の中には「10㎏以上」という回答が7%も
体重が増えたとき、どう調整しますか?
体重が増えたら何をする? 素敵女医たちの回答には、地道な方法とプロならではの方策がそれぞれありました!
1位 食事制限
2位 歩く・走る
3位 ジム/パーソナルトレーニング
4位 16時間ダイエット
5位 1食置き換えダイエット
多かったのは16時間ダイエット。
でもやり方は人それぞれ
●1週間続ける!
丹羽祐子さん
Yuko Niwa
59歳 歯科
橋本歯科医院
「どうしても夜は食べてしまうので、朝を抜いてお昼に食べるようにしています。それを 1週間続けることが多いです」
●休日に!
八田真理子さん
Mariko Hatta
57歳 婦人科・産科
ジュノ・ヴェスタクリニック八田
「休日に16時間程度のファスティングをすると、お腹まわりがそれ以前よりすっきりするので、週1〜2回は行っています」
●体重が戻るまで!
清川寧子さん
Yasuko Kiyokawa
49歳 婦人科・美容皮膚科
レディースクリニックK
「18時に夜ごはんをすませ、朝はソイラテかアーモンドミルク割りのコーヒーと、食べてもバナナを少し程度。磁力エネルギーで骨盤底筋群の筋力を鍛える椅子も使用中」
「普段から習慣がないので、16時間ダイエット中もおやつはいただきません。強いて言えばさつまいもやバナナを」
●週2回!
飛田砂織さん
Saori Tobita
53歳 美容皮膚科・抗加齢医学
クリニックシュアー銀座
「体重はすぐ減りますが、 筋肉量も落ちるので、やりすぎないことを心がけています。筋肉量をキープするために関節を痛めないよう注意しながら、全身運動で有酸素運動、筋トレになるバーピージャンプを適宜取り入れています」
「魚、豆腐などの大豆製品、チーズなど良質なタンパク質を積極的にとることを心がけています。量が多くなるとカロリーもアップしがちなので、食べすぎには注意しています」
走るペースで鍛え方を変える!
石井さとこさん
Satoko Ishii
62歳 歯科・口もと美容スペシャリスト
ホワイトホワイト
「脂肪が燃えやすい1㎞7分30秒〜8分のペースをキープしながら、5〜10㎞ゆっくりジョギング。体幹を意識して走ることで体がぶれず、動きもよくなりました」
食後に犬と散歩をルーティンに
石井美夏さん
Mika Ishii
64歳 形成外科・皮膚科・美容外科
美夏クリニック
「食後の20〜30分の運動が重要。愛犬ブリタニースパニエルと手を振り姿勢よく大股で速歩します。仕事外で6000〜8000歩が目標」
いつの時代も食事×運動は切っても切り離せない関係
素敵女医であっても「食事制限」「歩く、走る」「ジムなどで運動する」といった地道な方法が、やはり最も確実なよう。目新しいものといえば、ここ数年話題になっている「16時間ダイエット」くらい。
食事制限をしている人の多くは「糖質を控える」「量を減らす」と回答。3食中1食を低カロリーか低糖質食、ドリンクなどに置き換え、1日の摂取量を抑える「1食置き換えダイエット」をする人も。運動は「歩く」と答えた人が最も多く、「早歩き」「一駅歩く」「1日5000〜8000歩以上」といった答えの中、「週末は3〜4時間歩く」(表参道内科眼科・宮澤優美子先生)という人も。
S-Joyとは、素敵女医(SUTEKI JOI)からのネーミング。Over-42のOurAge世代で、若々しくイキイキと輝いている女性医師に、ずっと美しく健康で過ごす秘訣を伝授してもらうシリーズです。
美容皮膚科、婦人科、歯科、形成外科など、幅広い科の先生方の専門知識を生かしたアドバイスや、ご本人が実践していることをお伝えします。
New S-Joy
喜田直江さん
Naoe Kida
47歳 形成外科
なおえビューティークリニック
「忙しいので特には体にかまっていませんが、最近、腟まわりのトラブルを解決したいという来院が増えていることに注目しています。OurAge世代にも、出会いが増えてあきらめたくないと思う人が多くなってきているのかもしれませんね」
丹羽咲江さん
Sakie Niwa
52歳 産婦人科
咲江レディスクリニック
「ボディメンテナンスとして、ストレッチポールで毎日ストレッチをしています。また、体が冷えてむくんで体重が増えたときは、下腹部を中心に下半身を温め、むくみを取ります。犬の散歩時間の長さや、朝ごはんの量でウエイト調整しています」
伊藤薫子さん
Kaoruko Ito
47歳 整形外科
かおるこHappyクリニック
「いくつになっても背すじを伸ばしてハイヒール! をモットーに、更年期女性に健康と美をお伝えしています。食べすぎたときはチキンブロススープを作って腸を休め、水分と栄養はしっかりとります。骨活にもよいのでおすすめです」
撮影/素敵女医 イラスト/ミック・イタヤ 取材・原文/通山奈津子