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「五臓ヨガ」で基礎代謝を上げ、更年期太りにブレーキを!【考案者のSatoshi先生直伝】

太りやすく痩せにくい体へと変化していく、40代、50代の更年期。今回は、東洋医学とヨガを掛け合わせた「五臓ヨガ」で、多くの人が悩みがちな更年期太りにアプローチ。「五臓ヨガ」考案者のSatoshi先生に、基礎代謝を上げて、太りにくく、痩せやすい体をつくるツボとポーズを教えていただきました!

Satoshi先生の「五臓ヨガ」
基礎代謝アップに効果的なツボとポーズとは?

 

年齢を重ねるとともに、直面しがちな「太りやすくなった」「痩せにくくなった」という問題。

 

更年期世代にとって“あるある”なこの悩みには、どんなツボやポーズが効果的なのでしょうか?

 

太りにくく、痩せやすい体をつくるためには、基礎代謝を上げることが必要です。

 

そこで大切になってくるのが、この連載の第4回で、イライラの解消にも有効だとお伝えした『肝』の経絡を整えること。

 

血をスムーズに巡らせる働きがある『肝』にアプローチし、また体を大きく動かすことで、老廃物の循環を促し、スラリとした体に近づきましょう」とSatoshi先生。

 

■五臓ヨガ【ツボ編】

基礎代謝アップに効果的なツボ「関元(かんげん)」を刺激する

 

関元は、体全体の元気をアップさせてくれるツボ。

基礎代謝や免疫力の向上にも効果があります。

 

指でピンポイントに押すのではなく、手のひら全体で、ツボ周辺を押さえるようにするのがコツ。

このあたりを温めるのもおすすめです。

 

朝は起きたあとに座って押さえ、夜は寝る前に横になって押さえるなど、毎朝、毎晩、行うのを習慣にしてみてください

 

下の写真は、床にあぐらをかいた状態でツボを刺激していますが、椅子に座った状態で行ってもOKです。

また、立ったままで行ったり、横になった姿勢で行ってもOKです。

 

ツボ「関元」の位置はここ!

6-1

ツボ「関元」の位置:体の正中線上にあり、おへそから指4本分下のところ

 

ツボ「関元」の押し方:

両手を重ね、手のひら全体を軽く押しつけます。

深く呼吸をしながら、そのまま1分程度、押し続けます。

「痛気持ちいい」と感じる程度の力加減で行いましょう。

 

時間に余裕があれば、これを、1分×2~3回行うと、より効果的。

 

【注意点】:これを行っている間は、呼吸を止めないようにしましょう。

 

効能:基礎代謝アップ、免疫力アップ、月経不順、腰痛など

 

 

■五臓ヨガ【ポーズ編】

基礎代謝アップに効果的な「肝のポーズ」を行う

 

全身の血を循環させる作用を持つ『肝』。

 

このポーズで『肝』の経絡を整えると、体に元気がみなぎり、基礎代謝がアップします。

老廃物の流れもよくなるため、デトックス効果も。

 

大きく肩甲骨や背骨を動かし、お腹と胸を広げることになるので、このポーズを行うこと自体が、いい運動にもなりますよ

 

【1】

6-2 仮

よつばいの姿勢になります。

膝は腰幅に、腕は肩幅に広げます。

 

【2】

6-3

【1】の姿勢から左足を一歩前に出し、両手の間に置きます。

膝の真下に足がくるように。

 

 

【3】

6-4 修正後

左手は床についたまま、右手を肩の高さに上げます。

背すじを真っすぐ伸ばして、大きく息を吸います。

 

【4】

6-5 修正後

 

息を吐きながら、おへそが天井に向かないように上体を右にねじり、右手を天井に向けて上げます。

余裕があれば、顔と目線も天井に向けて。

そのまま3~5回、呼吸をします。

 

次に、体の左右を逆にして、【1】~【4】の動きを同様に行います。

 

左と右でそれぞれ、【1】~【4】の動きを、1~2セット行いましょう。

 

 

●この動きはNG

6-7 修正後

腕だけをねじるのはNG。

体ごとねじって、上体を天井に向けるつもりで行うこと。

まず上体を天井に向けて、あとから腕がついてくるようなイメージで行うのがコツ。

 

顔と目線を下に向けたままにするのもNGです。

できる範囲で天井側を向くようにしましょう。

 

 

●お手本どおりのポーズができないときは、この動作でもOKです!

6-6 修正後

お腹と胸を大きく広げ、おへそを天井に向けて、右手を天井に向けて上げるのでもOK。

顔と目線も天井に向けましょう。

 

 

──上のツボ押しやポーズを行って、『肝』の経絡を整えることで、基礎代謝が上がりやすい体に。

 

40代、50代の更年期世代の女性にとって、「太りやすくなった」「痩せにくくなった」「太ってしまった体をなんとかしたい」というダイエット関連の悩みは、年を追うごとに深くなってきます。

 

体を大きく開く動きをすること自体が、こり固まった体をほぐす運動にもなり、気持ちよく行えます。

 

ぜひ実践して、すっきりした体を目指しましょう。

 

 

【教えていただいた方】

Satoshi
Satoshiさん
鍼灸師、柔道整復師、トレーナー、ヨガインストラクター、シンギングボウルセラピスト
公式サイトを見る
Instagram

大阪・心斎橋のサロン「B HAPPY」で鍼灸・美容鍼灸やパーソナルトレーニングを行うほか、インストラクターやセラピスト向けのカラダの講座を開講中。大阪・豊中の「岩塩ヨガスタジオ  四季」で五臓ヨガのクラスも担当。また、子どもを中心とした運動教室「カラダツクルスクール」でも活躍中。幅広い方法で健康・美容にアプローチする、カラダメンテナンスの専門家。 「サトシ "鍼灸とヨガとシンギングボウル"」インスタグラム:@sa.to.shi.f 「B HAPPY」インスタグラム:@b.happy3104 「岩塩ヨガスタジオ 四季」インスタグラム:@ganenshiki 「カラダツクルスクール」インスタグラム:@karadatsukuruschool

 

撮影/仲尾知泰(Ripcord)  指導・モデル/Satoshi 取材・文/藤本幸授美

 

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