便秘を解消する大腸マッサージは、
起床時や就寝前など いつでもやりやすいときに!
「大腸マッサージは一日のうちいつやってもかまいませんが、横になって行うものが多いので、夜寝る前や朝起きたときならスムーズにできるでしょう。 特に朝は排便しやすいので、朝行うと効果的。夜は立って行うマッサージを最初にしてから、横になって行うマッサージをし、朝はその逆でするのがおすすめ。食後すぐや飲酒後は避けましょう。腰が悪い人や、お腹に腫瘍や動脈瘤などの病気がある人は悪影響が出ることもあるので、主治医に相談を」
マッサージをするポイント
マッサージするときは、以下紹介するマッサージ ③では下図③の「S状結腸」を意識。マッ サージ④では、下図④の大腸全体を持ち上げるイメージで行いましょう。
マッサージ③ 下腹部トントンマッサージ
便が直腸に入る手前の最後の難関、S状結腸を刺激。
おへそから恥骨のきわまでのS状結腸を丁寧に揺らして。
1
マッサージ2の姿勢のまま、親指以外の指をピンと伸ばし、右手の指先をおへその右、左手の指先をおへその左に当て、左右交互に小刻みに押しながら指先が恥骨に触れる位置まで少しずつ位置を脚のほうに下げていきます。
2
マッサージ④ 大腸押し上げマッサージ
大腸全体を持ち上げて揺らすマッサージ。落下腸にも効果的。
落ち込んだ大腸を持ち上げるイメージで。
1
2
両手の指先を右脚の付け根に当て、1と同じ要領でお腹を持ち上げるように揺らしながら、おへその脇まで指を移動させます。左脚の側も同様に行います。1、2のマッサージを1分繰り返します
イラスト/ハヤシコウ 取材・原文/和田美穂