最近、仲のいいゴルフ友達の先輩ふたり(どちらも2歳年上)や同僚(新入りのスージーさん。同い年)など、身近な女性たちが相次いで「そんなことで骨折」!
家の中でちょっと足の小指をぶつけて…。
駅の階段でちょっと足を踏み外して…。
そんなちょっとした瞬間に「まさか!」の骨折が起きてしまうのが50代です。
9月2日に発売したMyAge秋号では、「死ぬまで歩ける『骨』になる!」と題して、“骨の曲がり角”世代が知っておくべき骨の常識と、今日から始めたい骨活をご紹介。
そもそも、なぜ50代60代になると骨折する女性が増えるのか?
それはずばり、「閉経」が大きな原因。
「女性ホルモンには、骨を壊れるのを抑制し、骨の形成を促進するという働きがあります。しかし、閉経で女性ホルモンが減少すると、骨を壊すスピードが加速。骨が破壊される“骨吸収”に対して“骨形成”が追い付かなくなり、結果として骨が弱くなってしまうのです。
閉経後の60歳以上の女性は全員が骨粗しょう症予備軍だといえます」
と話すのは、光伸メディカルクリニック院長で整形外科医の中村光伸先生。
MyAgeの記事を読んで、私自身、大事な「骨」について知らなかったこと、誤解していたことがいっぱいあったことに驚きました! 例えば…
「骨密度を測るのは上腕だから、最初に弱るのは腕の骨」
というのは間違い!
最も折れやすいのは背中や腰の椎体で、次いで足の付け根(大腿骨近位部)、手首、腕の付け根…と続くのだそう。ちなみに「骨粗しょう症で骨折する場合は、ポキッと折れるというより、グシャッとつぶれるイメージです」(中村先生)…おお、怖!!
また、
「骨粗しょう症対策は、骨密度が下がってきてからすればいい」
というのも大間違い!
骨のミネラル量などから測定する骨密度は、20~44歳の健康な女性の平均値を100とした場合にその何パーセントにあたるかを示す「YAM(Young Adult Mean)」という値で調べます。一般に「YAM70%」だと骨粗しょう症の疑いあり、と言われますが、この時点で対策を始めるのでは遅すぎるんですって!!
中村先生によれば、YAMの数値に関係なく、骨の健康管理は40歳を過ぎたら始めるべき、とのこと。死ぬまで歩ける骨でいるためには「更年期前からの準備」が肝心なんです。
記事ではほかにも、大切な骨の常識チェックや、自分の骨粗しょう症リスクがわかるセルフチェック、1回1分でOK、骨を刺激して丈夫にする「コツコツ体操」など、丈夫で長持ちする骨をつくるための知恵がいっぱい!
MyAge秋号で、あなたも今日から「骨活」、始めませんか?
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撮影/フルフォード海 ヘア&メイク/木下庸子(プラントオパール) モデル/ 佐藤 純 イラスト/Jessie Hartland(CWC TOKYO) 構成・原文/山村浩子