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「白内障」になると水晶体が白く濁り視力が低下。対策は?/40~50代に多い目のトラブル

目のトラブルとしてよく耳にする「白内障」の原因や治療法について、眼科医の梶田雅義先生に教えていただきました。

 

加齢によって水晶体が白く濁り、視力が低下
白内障
30代〜40代でもなる「核白内障」も増加

「目の中でレンズの役割をする水晶体が加齢とともに白く濁り、視力が低下する病気。

 

ほかにも、目がかすむ、物が二重・三重に見える、光をまぶしく感じる、薄暗いところで物が見にくいなどの症状が出ます。加齢とともに誰でもなりやすい病気で、60代頃から増えはじめ、80代になるとほとんどの人が白内障に。

 

また、最近、水晶体の真ん中の核と呼ばれる部分に濁りが生じる『核白内障』も増加。30代〜40代くらいでもなりやすく、3カ月ほどで急激に近視が強くなり、早めの手術が必要です」(梶田雅義先生)

白内障

 

こんな人がなりやすい

●加齢とともに誰でもなり得る。

 

治療法
生活に支障が出たら早めに手術を

「白内障は、水晶体の中身を取り除いて眼内レンズを入れる手術で治ります。安全性が高く、日帰りが可能なので、生活に支障が出るようになったら早めに手術を受けるのがおすすめ。

 

眼内レンズにはいくつか種類あり、ピントが合う距離が異なるので、自分は手元と遠くのどちらを見ることが多いのか、よく考えて選びましょう」

 

 

お話を伺ったのは

梶田雅義さん 梶田眼科院長

梶田雅義さん
Masayoshi Kajita

梶田眼科院長。1976年山形大学工学部電子工学科卒業、’83年福島県立医科大学卒業。同大学眼科学講師、カリフォルニア大学バークレー校研究員、福島県立医科大学非常勤講師、東京医科歯科大学医学部臨床教授などを経て現職。The Best Doctors in Japanの受賞も多数

 

 

イラスト/中村久美 構成・原文/和田美穂

 

 

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