【お守りプチテク紹介者】
大学卒業後、IT関連企業の広報や化粧品メーカーPRを経て、2012年にナチュラル・オーガニック美容専門のPR会社ラキャルプを設立。植物療法や薬膳、ウェルネスライフにも精通。2018年よりサステナブル美容展示会「ラキャルプフェス」を主催。
のぼせ、冷え、不眠、倦怠感…2年間で更年期不調のほとんどを経験
更年期によって現れる不調は人によってそれぞれ。新井さんの場合は、短期間で更年期不調といわれるあらゆる症状を経験したといいます。心と体はつらいのに休めない…。そこから抜け出すためにさまざまな対処法を試したそうです。
「のぼせて上半身が熱い、背中のニキビ、うつ、2時間おきに目覚める不眠、冷えからくる頻尿、朝起きられない、夕方の倦怠感、集中力がなくなる、無気力、乾燥・敏感肌、太りやすくなる、筋力低下、首こり…。一般的に更年期の不調といわれる症状はほとんど経験ずみです。こういった症状は48歳くらいからやんわりと始まり、50歳からの2年間はかなりつらい不調が続きました。更年期症状は病気ではありません。ですから誰にも言えないので、あの頃は本当につらかったですね。
よく何かのきっかけで更年期の症状が出る方がいますが、私の場合、具体的な出来事のようなものはありませんでした。ただホルモンのバランスがくずれたタイミングと、仕事の忙しさが何年にもわたって続いていた頃。仕事以外の自分のための休息時間を持てなかったことが、原因ではないかと思います」
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健康法を学んで試して、今の自分に合ったものを探す
40歳を超えてからの新井さんは変化していく体のために、その時々に興味を持った健康法をいろいろと学んだそうです。
「40歳からは薬膳食やマクロビオティクスを取り入れた食事法を、42歳から植物療法(フィトテラピー)を学びました。45歳で筋トレやピラティスで肉体改造を目指し、更年期の不調を感じるようになった48歳からは漢方の処方を取り入れたり、定期的にクリニックで血液検査をして栄養とホルモン値を数値化してもらっています。
50歳を過ぎてからは、鍼灸の専門家に週2回治療をしてもらいながら、瞑想の専門家からは瞑想を学びました。
現在はナチュラルホルモン補充療法(NHRT)を漢方と併用しながら続けています。ナチュラルホルモン補充療法とは、私たちの体で作られるホルモンと同じ成分をサプリなどでとる方法で、体への負担が少ないといわれています。
現在も松倉クリニック代官山で定期的にホルモン検査をしてから、体調が悪いときなどに一時ナチュラルホルモン補充療法で処方されたサプリをとっています」
↑よくとる漢方や韓方、アーユルヴェーダ。高麗人参は韓国・正官庄のものや双参(そうじん)を。三寿(さんじゅ)という酵素やアーユルヴェーダのシャタバリも定期的にとっているそう
適度な運動、睡眠、食事で心と体の健康をキープ
「50歳になってから不調の種類が増え、症状を感じる期間も長くなりました。そのため、今では症状が出る前に予防のためにも、専門家に相談をしてから今やるべき対処法を行うようにしています。
ただ、いくつも一度に手を出してしまうと何が効いているのかわかりません。ですから定期的な血液検査でホルモンを可視化して、今の自分に合う対処法を見極めることも大事だとも思っています。
ナチュラルホルモンのサプリのほかにも、不足しがちなビタミンやミネラルをとることも習慣のひとつ。毎朝、空腹時にビタミンCをとります」
↑Lypo-C Vitamin C 30包入り¥7,776/スピック
「その後、プラントベースのプロテインと一緒にLPSとブルーグリーンアルジーパウダーを混ぜて、亜鉛と鉄も一緒にとります。ブルーグリーンアルジーとは藻の一種でタンパク質、アミノ酸、ミネラル、ビタミンを豊富に含んだスーパーフード。食事で不足しがちな栄養素をバランスよくとることができます」
↑プロテインもナチュラルな素材のものを数種類選んでいるそう
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「夜寝る前は、ビタミンC+Dを飲むのがルーティンです」
↑Lypo-C Vitamin C+D 30包入り¥8,964/スピック
「一時期のひどかった症状は治まりましたが、現在は不調がひどくならないように適度な運動、質の高い睡眠、栄養のある食事、冷やさないように意識しながら毎日を過ごしています。また、瞑想やエネルギーワークの定期的なレッスンや自分が心地よいと思う環境づくりを心がけることもメンタル面で役立っていること。いろいろな方法を模索しながら、これからも上手に更年期の不調と付き合っていこうと思っています」
商品問い合わせ先/スピック(Lypo-Cカスタマーサポート)フリーダイヤル0120-663-337
取材・文/山本美和