ある日、高校生の姪に
「ショックだわ〜」
と、言われ
なんで?と聞いたら
「ひっちゃん(こう呼ばれています)
今日、老けてる」
こっちが、ショックだわ、と思いつつ
「あ、そう」
と、言い、
「疲れてるからね」といいわけ。
こういうことありませんか?
娘さんや息子さんや私みたいに姪や
身内は、きびしいから、そして
愛があるから (そう思いたい)
言ってくれますね。
それは、チャンスの神様の言葉です
さぁ、氣づきなさい、と。
自分でも老けたなって感じは
わかるはず。そしてそれは
乾いてる感じ、
たるんでる感じ?
これは、漢方で考えると
「血」の問題なのです。
「血」(けつ)です。
血が騒ぐ、血が踊る、血湧き肉躍る、血の氣が引く、血が汚れる、血縁などなど、血、のつく言葉は多い。
血はなかなか深いもの
いわゆる「血液」
とは、似てるけどちょっとちがう、
漢方の「血」
もっと広い意味、働きそのもののこと。
精神安定・筋肉や骨を丈夫にする・
肌や髪の毛をつやつやにする・汗をコントロールする、などの働き。
乾く
たるむ
老ける
これは、漢方的に
「血虚」(けっきょ)の状態。
血虚とは字のごとく
血が虚しい(とぼしい)不足している状態。
こうなると
肌に栄養分が行き届かなくなり、肌の
カサカサやたるみがおきるのです
と、同時に
手足のしびれ・めまい・
動悸・月経不順・目のかすみや見えにくさ・
目のかわきも。
あー、ぜんぶある、、、?!
そうか、やっぱり身体の中の
「血」が大事だったんだ
だから、わたし
高いクリーム塗ってもだめだったんだ
ではでは
どうしたらいいの?
『血」を増やす食材
ほうれん草・にんじん・レバー
あわび・お肉類などや
なつめ・クコの実・ゴマなどの漢方食材も取り入れてください。
特になつめは氣も補う力があり、
更年期特有のホットフラッシュの汗を止める効果も。
前回のコラムでご紹介した
「氣」が減ると「血」も一緒に減る傾向にあり、「血」が減るとまた「氣」も減る。
更年期は「氣」も「血」も
不足になりやすいことを
意識して
自分を大事にする養生を。
寝ることや遊ぶことも大事。
そして、自分の「好き」を見失わないように、もう一度自分が何が「好き」なのか、
かくにんしてください。
最後に
わたしのおすすめ漢方薬
☆四物湯 (しもつとう)
血虚の漢方薬の代表みたいなもの。
当帰・芍薬・地黄・川芎の4種類の生薬でできています。
この漢方薬で疲れ・肌荒れ・生理不順・不妊・動悸全て解決した方も。
この漢方薬が合う人は、胃腸が丈夫で、疲れやすく、肌が乾燥しやすい、肌荒れする、たるみ、生理が来ない、めまい、動悸がする、などの方によいです。
比較的、効果も早く出ますよ。
(漢方薬はひとりひとりの体質によって異なるので専門家にどうぞカウンセリングを!)
漢方カウンセリングルームKaon