漢方薬剤師・漢方ライフクリエイターの
樫出恒代です。
東京はまだ
冬という感じがしないけれど、
クリスマスイルミネーションは
もう、キラキラと輝いていますね〜。
クリスマスパーティや忘年会も始まる頃。
プレゼントを買いにいったデパートで
汗だく。
ちょっと動いただけで、ひたいに汗。
鍋物、あつあつをいただくと
ドーッと顔と頭から汗が出て止まらず。
寝汗もひどい。。
ホットフラッシュで、自分だけ、だらだら汗かいててなんだか恥ずかしい。
こんな汗で、悩んでいませんか?
汗は大切な排泄物。身体の中の熱を
クールダウンするために出すもの。
だから、汗をかかない、かけないのは、
困りもの。
身体を動かして、筋肉動かして、
「あ〜、氣持ちいーい」って
そんなキラッと光る汗をかきたいですね。
そしてそれが、よい汗です。
反対に、スポーツをしているわけでもないのに、
ちょっと動いただけで出るダラダラの汗、
寝ているときにかく汗、急に出る汗、緊張で出る汗など。
それらは漢方的には「衛氣」(えき)といわれる
身体を守るバリアみたいなものが、なくなってる証 拠なのです。だから、
しっかり、汗を留めることができず、たらたら汗が もれるようなイメージ。
すなわち、身体がお疲れ気味。
そして、こころもお疲れ気味かも。
特に、冬にかく汗は
体温の低下をまねき、冷えを悪化させます。
そして、冷えは、血流障害になり
全身によい栄養が運べず、疲れやすくなり、
「衛氣」がなくなり、汗が出やすくなり、また、冷 えて、、、
と、悪循環になってしまいます。
汗 → 冷える → 疲れる
これは、冬には困った問題。
免疫力の低下を招き、風邪もひきやすくなっちゃい ますし、疲れをひきずり、
ほかの病気をひきおこす要因にも。
ここは、漢方薬で早めに対処してくださいね!
汗に対して漢方は強い見方です。
1.寝汗がひどく、何回か着替える
全身にかきやすい。普段からがんばりやさん。
神経質なところがある方
柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
2.首に汗をかきやすく、イライラ、怒りっぽい。 ストレスを感じやすい方
柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいと う)
3.少し動いただけでも、ばーっと汗が出て
疲れやすい。ひざ関節などに水が溜まりやすく痛み もある方
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
4.更年期に多いホットフラッシュ、急な汗に。
疲れやすく、氣を使う方。ホルモンバランスの乱れ にも。
加味逍遙散(かみしょうようさん)
など、など。
漢方薬はほかにもございますし、ひとりひとりの体 質によって選びますので、漢方医・漢方薬剤師・漢方アドバイザーにご相談の上、服用くださいね。
また、急な汗が多くなり、脈が早く、体重減少、動 悸などの症状がある場合は甲状腺ホルモンの異常なども考えられますので、専門医の受診をおすすめします。
漢方カウンセリングルームKaon
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