と、衝撃のタイトルですが、、、
とっても大事なことなので、お伝えしたい。
漢方薬剤師・漢方ライフクリエイターの
樫出恒代です。
「ゆうべは2回も起きたよ」
「2回も起きたら、ぐっすり眠れてないんじゃない?」
「そうねー、だから昼間眠くなるわね〜」
85歳になった母との会話。
夜中にトイレ(おしっこ)に起きるのは
歳をとったらある程度仕方がないこと。
だって、腎臓や膀胱の筋力落ちて
内臓の力が落ちてくるのは当然なんですから。
問題なのは、30代40代50代の方の
おしっこ問題。
実はいま、とても増えているのが
この世代で夜中にトイレに起きる人、頻尿、そして、尿漏れなんです。
漢方カウンセリングにみえる方に
必ずお聞きするのが、尿の回数。
尿の回数は1日(夜間も含め)
夏であれば5回〜6回.
冬でしたら、7〜8回が適当といわれています。
夏は汗をかくので、水分を多く摂っても
尿の回数は少ないです。
汗をかかなくなる分冬はすこし多くなるはずです。
尿の回数が10回以上の方、1時間くらいに1回
トイレに行く方。夜中にトイレに起きる方。
尿漏れする方。
こんな方のこんな状態を漢方では
「腎」のちから不足
と、考えるんです。
「腎」のパワー不足は老化現象。
腎は腎臓のことだけでなく、大事な生きるエネルギー「氣」を蓄えておくところ。
「腎」のちからが落ちてくると、身体とこころのパワーが出てこない。
おしっこを貯める力も落ちてきて
少しの刺激(例えばくしゃみ)で尿がもれたりも。
さらに、「腎」は、
耳鳴り・難聴・白髪・抜け毛・腰痛・肩こり・白内障・糖尿病・子宮病・精力減退・高血圧・膀胱炎などに関わって
「老化」を早めてしまうのです。
「腎虚(じんきょ)」
その状態を漢方では
こう言います。私が漢方カウンセリングを始めた25年くらい前には、腎虚の方は70歳以上でした。
では、なぜ、それより若い人に最近増えたのか。尿漏れや頻尿が増えたのか。
老化が早いのか。
腎が弱る原因は、マイナスのストレス・不安感・冷え・交感神経優位の日常・頑張り過ぎ・水分のとりすぎ、、、、。
交感神経優位はやはり
パソコン・スマホの普及が大きい原因かなと。
できたら、やっぱり老化はゆっくりでいい。
朝までぐっすり眠りたい。
トイレに起きて、睡眠を妨げられることなく。
疲れがしっかりとれるように。
そして、尿漏れのナプキンやおむつなしで、
死ぬまで生きたい。
そのためには、どうしたら?
いまから自分でケアしていきたいです。
骨盤底筋を鍛えることも、もちろん。
漢方的には夜間尿のある方は
就寝前の2時間はカフェイン・アルコールをとらない。水分も控える。
冷やさないよう(特に下半身)に注意する。
副交感神経を優位にする時間、ゆるむ時間をもつように。
スマホやPCから離れる時間をつくることも大切。ベッドにまで持っていかないように。
そのために今、私がとても氣にいってるのが、
「温灸」
腎につながっている耳をあたためることで、副交感神経が優位になって、とってもゆるみます。耳は腎の入り口。ここをあたためると
腰まであたたまる。そして、リラックス〜。
この温灸器も年季が入ってきました。いまでは、良きパートナー。
木製の温灸器に、円筒形の温灸剤をセットして火をつけ、蓋をして出来上がり。耳やお腹などに当てます。
温灸剤はよもぎ・松節・桂枝でできていて、炭化してあるので、
煙がでないので洋服や髪に匂いがつかないのがありがたいです。
(漢方カウンセリングルームKaonにて
取り扱っております)
ほかに、代用としましては、
綿を耳の入り口にそっと詰めるのも
よいです。
自分を自分で元氣にして。
自分の人生、これからだもんね〜 !
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