親の介護や子供の心配事などで自分軸でいられない更年期。「氣」が減って充電切れに
漢方カウンセリングに、多くの更年期の方がいらっしゃって下さいます。
症状がいろいろ出て、検査しても異常なく、どこにいっていいかわからない。漢方がいいかも、と思って。という方や、更年期障害が怖いから、予防できるならと40代前半で漢方カウンセリングを受けてくださる方も。
更年期の時期は、女性ホルモンがどーんと減ってくるという、人生において初の事態がおこって、身体もこころも落ち着かず乱れてくるものです。
それと同時に、親の介護時期が重なったり、子どもの進学や就職、結婚、孫の誕生などさまざまなことが起きるのも更年期に多いのです。
だからこそ、自分より他の人に氣持ちが行きやすくなります。
それはそれは疲れますよね。
あーって、投げ出したくなることもあるかも知れません。
考えることが増えて、心配事が増えて、夜も眠れなくなって、朝はもんもん。
こんなストレスが続いたらどうなるのかしら。
私、この先大丈夫かしら…
なんて思ったり…。
これは、漢方的に考えると「氣」というエネルギーが減ってきて、自分自身の充電切れになってしまうことにつながります。
氣が巡らなくなり、イライラや怒りにもつながって、そんな自分が嫌になる。
そうすると、自分軸では考えられなくなってきます。
自分軸とは外側に振り回されず、
自分で考え、
自分で選択して、
自分で動き、
自分で責任をとること。
そのためのエネルギーが「氣」であり、「氣」がめぐることで、栄養につながる「血」とうるおいの「水」も動き、バランスがとれ、自分軸に戻りやすくなるのです。
自分軸を保つための漢方薬
充電切れを補い「氣」を巡らせて、自分軸を保つために役立つ漢方です。
〇補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
お腹のパワーをつけ、美味しく食べられるようにして、目力をアップし、氣を補ってくれます。〈のぼせのある方にはおすすめしません。〉
〇双参(そうじん)
幸せホルモンで氣力を増やす。お腹の冷え、こころの冷えにも。
〇十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
氣力と血も補う漢方薬。疲れやすくで、貧血気味、肌のカサカサが氣になる方にも。
〇鹿茸(ろくじょう)
オス鹿の頭上の角で柔らかい幼角のこと。生命エネルギーを蓄える「腎」のらちからを上げることで、氣力アップ・アンチエイジング・冷えにも。
・霊鹿参(れいろくさん)は、カプセルタイプで飲みやすい。
〇鹿角膠(ろっかくきょう)
鹿角を煮詰めてつくった膠(にかわ)のこと。補うチカラは鹿茸より劣りますが、じっくり補うイメージ。止血効果も。
・鹿参仙(ろくじんせん)は、オタネニンジン・枸杞子・竜眼肉・なつめを顆粒にした栄養補助食品。
などなど。漢方薬は、他にもいろいろあり、その方のタイプ[証]に合うものをおすすめします。
もう一つ大事なことは、良い意味で
【あきらめること】
あきらめる、とは
〈明らかに極めること〉
という捉え方があります。
今はこういう時期とあきらめる。そして、これはずっとは続かない、必ずいつか終わること。
今は大変な時期ではあるけれど、自分軸でいることのできる時間を少しでもとるようにしてください。自分軸で生きるためには、常にアンテナをたてて五感を磨いて。
自分軸で生きてる女性はかっこいい!
何歳になってもそうでありたいと思うこの頃です。
漢方のちからも借りながら^_^
注:漢方薬については
漢方専門の医師や漢方薬剤師
漢方アドバイザーなどにご相談・
カウンセリングの上お飲みください。
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