子宮の内側にできる粘膜下筋腫に限った摘出手術。開腹はせずに子宮鏡を用いて筋腫を取り出します。大きさなどの制限もあるため、限られた人向けです。
粘膜下筋腫に適用、腟経由の手術
子宮鏡下手術
腟から子宮用の内視鏡を挿入し、電気メスで筋腫を少しずつ取る手術。先端にあるカメラの画像を見ながら操作します
メリット
- ●手術時間が短い
- ●術後の痛みが少ない
- ●お腹に傷がつかない
- ●入院期間が短く、社会復帰も早い
デメリット
- ●粘膜下筋腫以外の筋腫には適用にならない
- ●筋腫が大きな場合は、手術を数回に分けて行うことがある
- ●出血など予想外の事態が起きた場合は、開腹になることも
【教えていただいた方】
日本産科婦人科学会産婦人科専門医、日本生殖医学会生殖医療指導医。日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、日本女性医学学会女性ヘルスケア専門医。女性医療や女性ヘルスケア領域の確立に尽力
イラスト/内藤しなこ 構成・原文/蓮見則子