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【タプタプお腹・体型くずれ】ダイエットいらず! 肋骨を閉じた呼吸で体型すっきり、大人の細見え!【動画あり】

「更年期太り」なんていう言葉もあるように、40代以降の痩せない&体型が変わってしまう問題は、みんな切実。今回も、呼吸専門サロンで老若男女を呼吸でハッピーにしてきた、大貫崇さんに相談してみました。これまでいろいろな悩みを解決してもらったように、ボディラインの悩みも呼吸でなんとかなりますか?

肋骨が下がれば胴まわりは細く見える!

呼吸の効果でなんちゃってダイエット!

 

「年齢を重ねると徐々に代謝が悪くなり、年々筋肉量も減ってしまうことで、ダイエットしても痩せなくなった、体型が変わってしまったと嘆く声がよく聞かれますね。

ただ、太っているいないにかかわらず、肋骨が上がってパカッと開いている人は、実際よりも胴まわりが大きく太って見えるものなんです。

 

肋骨を閉じて下げたままでいられれば、明らかに“細見え”するはず。お得でしょう?
それに、肋骨が閉じていればアンダーバストが小さくなるので、現実的にサイズが変わりますよ。

 

そのためには、肋骨を下げたまま呼吸をする習慣を身につけること。この連載でずっとやっている『きほんの呼吸』をマスターすることが細見えの近道です!」

 

と、うれしいアドバイスをしてくれるのは、呼吸の専門家である大貫崇さん。

 

 

大貫さんが提唱している「きほんの呼吸」は…
第2回第3回で詳しくお伝えしています。

 

 

ポイントは胸の空気をしっかり“吐ききる”こと。
すると、肋骨はおのずと下がって内側に閉じていき、細見えは確実!

 

自分自身の肋骨の状態を見てみましょう。
息を最後まで吐ききったとき、どうなっていますか?

あお向けになったときに「胸が4つある」かのように見える人は明らかに肋骨が開いています。つまり息を吐いても肋骨が閉じられていないということ。吐き方がまだ足りないということなんです。
見た目でわからない人は手で触ってみましょう。

 

大貫さんの呼吸レッスンを受けたあとでは肋骨の位置が確実に下がる人が多いもの。こんなふうに変化します!

 


Before:肋骨がかなり飛び出していることがわかります。まるで胸が4つあるみたい!?
After:「きほんの呼吸」のレッスン後、すっきりと肋骨が下げられるようになりました!

 

肋骨のでっぱりが気になる人、息をちゃんと吐ききれていないと思った人は、ぜひ、「きほんの呼吸」STEP1 STEP2 でおさらいしましょう。

 

 

なかなか「吐ききる」ことができない人は、ふたつのエクササイズでサポート

 

「たいていの人は、息を吸うことは得意でも、吐くとなると肺が空っぽ になるイメージを持てるまで吐けている人はほとんどいません。

息が吐けないから肋骨が下がらない。お腹だけ凹ませて肋骨を下げようとする人も多いのですが、それでは逆効果。

結局、胸からは空気が抜けていかず、横隔膜の自然な動きを邪魔してしまいます。

 

 

まず最初に、息が吐けない原因となっている筋肉を、ストレッチして緩めましょう。
広範囲についている筋肉、特に広背筋が頑張りすぎていると、きついTシャツを着ているときのように胸に張りが出て、息を吸うばかりで、吐けなくなってしまいます。

 

うまく息が吐けると肋骨がきちんと下がります。
そうしたら、次に肋骨を下げたまま、吸って吐く練習をします。これを形状記憶させることができれば、肋骨を下げたまま生活できる体、つまり細見え体型の出来上がりです!

やっぱり空気が入っているだけで太く見えてしまうのは損ですよね!」

 

 

いざ、大貫さんのおすすめエクササイズを実践してみましょう。

 

【準備ストレッチ】吐くことを邪魔している背中の筋肉を緩める

背中側を緩めるストレッチです。
壁の端やドアの枠などに片手でつかまり、腕を伸ばしつつ背中を丸めます。
同じ側の脚を引いてしっかり伸ばして緩めましょう。


「PRI スタンディング・ラティシマス・ストレッチ」
Copyright © 2000-2022 Postural Restoration Institute®
Used with permission from PRI Japan LLC

 

壁やドア枠を使わない場合は、二人で同じほうの手をつかんで引っ張りあって、上の動きを行ってもOKです。

 

 

【呼吸エクササイズ】よつばいで背中を丸めながら、肋骨を下げたまま呼吸する

よつばいになって背中と腰を丸め、顔は下げずに鼻から息を吸い、口から長く吐きます。そのときお腹の力を使って、肋骨を締めます。そのまま静かに鼻から息を吸います。

慣れないうちは肋骨を下げておくことが難しくても、繰り返すことで閉じた肋骨を定着させることができます。

この呼吸を、3~4回でよいので繰り返してみてください。

 

よくわかる動画で見てみましょう!

 

「PRI モディファイド・オール・フォー・ベリー・リフト」
Copyright © 2000-2022 Postural Restoration Institute®
Used with permission from PRI Japan LLC

 

痩せ見え体型を目指して、1日1回はこのふたつのエクササイズを!

 

 

■■まとめ■■■■■■■
肺から空気を吐ききることができれば、肋骨は下がる。
肋骨を下げたまま呼吸ができれば、胴回りは確実に細見え!
吐ききることが難しい人は、今回の背中を緩める&よつばいで肋骨を下げて呼吸するエクササイズを!

 

 

【教えていただいた方】

大貫崇
大貫崇さん
アスレティックトレーナー・呼吸コンサルタント
公式サイトを見る
Twitter

1980年神奈川県生まれ。呼吸コンサルタント。アスレティックトレーナー。京都にある呼吸専門サロン「ぶりーずぷりーず」主宰。大阪大学大学院医学系研究科 健康スポーツ科学講座スポーツ医学教室 特任研究員。呼吸に関連した企業研究や商品開発など法人向け呼吸コンサルティング事業を展開し、アスリートから高齢者まで呼吸目線でのコンディショニングに従事。著書に『きほんの呼吸 横隔膜がきちんと動けば、ムダなく動ける体に変わる!』(東洋出版)など。

 

【呼吸についての悩みや質問、大募集】
呼吸について、大貫さんへの質問を募集しています。
●レッスンの内容でよくわからなかったこと、うまくできなかったこと
●自分の呼吸についての悩みや困ったこと
●呼吸についての素朴な疑問
内容についての感想などもOKです。大貫さんにお答えいただく予定です。
こちらからお気軽にどうぞ!

 

撮影/露木聡子 取材・文/蓮見則子

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