新型コロナウイルス騒動で、外出を控えスポーツジムにも行けず、調子が出ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。座ってばかりだと、肩が凝ったり、足がむくんだり…つらいですよね。
週1しかスポーツジムに行かない私も、完全停止となるとちょっと寂しい。
でも、そんな時には、自宅で「筋膜リリース」をするんです。
実は私、筋膜リリースを始めて3年、1度もマッサージに行こうと思ったことがありません。若い頃からひどい肩凝りで、マッサージや指圧に頼っていたのですが、今は…
肩が凝ったら「ま、いいか。自分で筋膜リリースすれば直せるし」と思うように。実際、週末のスポーツジムやおうち筋膜リリースで解決しています。そもそも、肩凝りの症状や頻度も、見違えるほど軽くなりました。
「筋膜リリース」を初めて知ったのは近所のスポーツジム。3年前の早春、50代にして初めてスポーツジムに入会し…恐る恐るヨガやら整体ストレッチなど楽そうなクラスを探しては体験してみました。が、運動オンチ・体が固い・しかも体幹へなへななため、どのプログラムもちゃんと出来ない。よって、終了後の気持ちよさもそこそこ。意を決して入会したスポーツジムなのに、今後続けられるのだろうか、と不安に…。
ところが! 4月に「筋膜リリース」のクラスが出来て初参加した帰り道、
「わ、なんだ、この足の軽さは!?」
「なんだこの空腹感は!?」
「私って幸せだ~」
と、経験したことのない恍惚感に包まれたのです。
いつもの肩こりも、足のむくみも、胃もたれもよくなって、幸せホルモンがドバドバ出ていたと思います。
そのうえ、その晩の熟睡っぷりといったら!
こんなことが毎週起こるのは、私だけ? といぶかしんでいたのですが、ロッカールームで長年ジムに通っている先輩会員の方々の会話を聞いていると「すっきりした~」「これに出ると、よく眠れるのよ」「このクラスの後はお腹がすくから」と、同じような効果を口にしているではないですか。
私は1か月後には、スポーツジムで使っているのと同じストレッチポール®をポチっていました。
そしてすぐに、残業で肩が凝ったり足がむくんだ晩には、おうち筋膜リリースをするのが習慣になりました。
さて遅くなりましたが、筋膜リリースとは何ぞや?と思われた方は、こちらのOurAgeの記事を読んでいただくと、概要がわかると思います。
50代、話題の「筋膜リリース」をやってみた。痛さの後に来た、驚きの感覚は?
この記事は、筋膜リリースに使われるローラーのメーカーとして有名なトリガーポイント™のプレス向けセミナーに、同世代ライターMさんを誘って参加。Mさんが書いてくれたものです。(写真は、恥ずかしながら、仕事着のまま実践セミナーを受けた私です。左すねの筋膜をコロコロしています。)
記事の中にも説明がありますが、筋膜というのは筋肉を包む薄い膜で、それが日常の動きによってよじれたり筋肉に癒着してしまったりするのだそう。その状態をローラーでコロコロすることで、はがしてしわを伸ばすと、嘘のように動きやすくなるのですね。
この記事はよく読まれて、2019年1年間のOurAgeの人気記事ベスト10に入りました。みなさんが、筋膜リリースに興味を持たれたことがよくわかりましたよ。
ちなみに、スポーツジムの筋膜リリース系プログラムには、筋膜を英語表記にした「ファシア」とか「ファシアル」という言葉が名称についているところが多いようですね。
また、筋膜リリースといっても道具を使わないタイプのプログラムもあるようです。
私がやっているのは、上の写真と同じように、ローラーやストレッチポール®に体のあちこち(脚、背中、腕、脇など)を乗せて、自重でコロコロするタイプ。クラスは45分、自宅では10~15分程度やるだけです。
体のあちこちを押していくというのは、よく考えると、マッサージや指圧に似ています。マッサージや指圧の後、いつも血流やリンパの流れがよくなって体が軽くなったり手足の冷えが解消されましたが、自分で筋膜リリースをしても、同じことが起きているのかも、と感じています。
筋膜リリースは、思うに「整えケア系」フィットネスですね。
運動神経が鈍くても、体幹がへなちょこでもできます。でも痛い場合もあります。←これもマッサージや指圧といっしょ!?
「筋膜リリースの痛みに関する私的考察」を、また別の機会に書けたらと思います。
さて、私が通うスポーツジムは、レッスン開始前に整理券順にスタジオに入り、好きなスペースに陣取るシステム。クラスによっては、同じような場所の争奪戦になることも。おなじみの筋膜リリース以外のクラスにたま~に出るときは、本来なら先生のお手本をしっかり見たい、でも、自分は下手に決まっているので目立ちたくない…先生を見たい、自分は見られたくない…さあ、どうする!?
今日の「50代あるある(かもしれない)川柳」はこちら。
控えめに スタジオの隅(すみ)に 一目散
「50代、筋膜リリースはじめました」連載 はこちら