最近は「推し活」って、流行ってるよねえ。
アワエイジ読者の中にも、「私のイチ推しは夫よ」なんて!幸せな人がもしかしたらいるかもしれないけど、まあ大抵は見飽きた夫はスルーしてだ、大好きなアイドルやスターに夢中になって、すっかり忘れてた青春取り戻しながら熱狂的に応援してる人って…多そう…お疲れ様です!
実は一条の親戚にも、度を超えた「韓流推し活」独身おねえさんがいて、先週はソウル、今週は台湾、来週は大阪という強者で、ファンミーティング移動中に交通事故に遭うわ、貯金は使い果たすわ、極めつけは体力使いすぎてマイコプラズマ肺炎にかかり入院しました。まあ 自業自得ということで、呆れるのみです。
しかし、なぜ!? およそ全くの赤の他人で自分の生活に何の接点もない人間に、そこまで興味を持ったりエネルギーを注いたりできるものなのか、私ははっきり言って不思議だわ。もちろん、漫画家とか作家とか、何らかの創作活動をしている人がネタ探しにというのなら理解できるけど、私には究極の片思い行動にしか見えないのよね。
だって、金も時間も、わずかに残された若さもすりへるし、残るのは思い出ぐらいって、正直あまりにもったいない。推し活の結果、何か残るのか!?それでむなしくないのか!?その金とエネルギー、自分に投資したほうがいいんじゃないかって思うのよね。
でも、それをしないのは、自分の可能性をもはや!?諦めてるってこと!?
「これから英語を習ったら、英語が少しはしゃべれるようになるかも」とか、そういう自分への期待や興味をすでにすっかり失くしてるってことなんですかねぇ。それで推し活で、非日常へ逃避しまくっているって、それって…安西先生に叱られますよ!50の手習い って言うじゃない。 あきらめたらそこで試合終了ですよ(丸パクリ)。
自分の可能性にさっさと終止符打つなんて、すごくもったない!!
みんな、もっと自分自身で遊ぶっていうことをすればいいのに。自慢ですが私なんかは、「自分のおもちゃは自分自身」って思っております。私の体をどう使おうが私の勝手だし、私の恥も栄光もみんな私のものだし、この体を使って何ができるか、もしかして私の知らない才能が眠っているのなら発掘せねば!と思っております。My実験が大好きだから、自分で人体実験ばっかしてるし、エネルギーは惜しみなく自分へ注いでおります。日本人として最低限の義務と責任は果たすけど、残りは全部「自分推し」!!「My活」絶賛更新中です(笑)。
推し活で、退屈な日常が潤うのはいいけど、推し活には金と体力が必要です!
しっかり働いて体力つけて、5年後、10年後に、自分がからっぽになって後悔しないように、自分への投資もお忘れなく!!
「有閑倶楽部」集英社文庫<コミック版>
取材・文/佐藤裕美
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「不倫、それは峠の茶屋に似ている
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