2018年の畑は、”鍬始(くわ始め)”と呼ばれる1月11日からスタートしました。
この鍬始め、本来なら松などを立てた田畑にお餅などをお供えし、土にクワを当てるなどして豊作豊穣を祈り願う行事・・なんだそうですが、
(例年だいたい11日頃だと、我が家の歳時記カレンダーに書いてありました)
うっかり当日、そのことに気づいていなかった私は、お供え物も、クワで畑を耕したりもしなかったものの、気持ちも新たに畑や畑ファミリーの皆さんに新年の挨拶をするところからスタートいたしました。
まずは畑のお掃除的な草取りから!
冬の草は伸びるのも遅く、土が乾燥しているので抜きやすいのがありがたい。
草の根までスコっと抜けた時は、体内に隠れていた小さなストレスが消えていくような喜びを味わえます!
そして。
なんとか無事に今年のおせちも作りきりました。
収穫した金時人参や大根はナマスやお雑煮に、
安納芋は栗きんとんに、
畑師匠から分けていただいた聖護院カブは千枚漬けに、
例年同じ品目だけど、飾り切りにも慣れて楽しく作れたなあ・・
振り返るとそう思います(作っている最中は何が何だかで鬼の形相だったはず)。
さらに今年は、海老芋、レンコンの酢蓮、お雑煮への味付けを、昨年の秋、愛知県にあるお醤油屋「日東醸造」さんのワークショップで仕込んだ”白たまり”で調理してみました!
(ちなみに白たまりとは大豆を使わず、小麦麹、食塩、水だけで発酵させて作る白醤油のこと)
小麦麹を引き上げると、小さな醤油蔵に入ったかのような芳醇な香りが鼻先に!!
小さなゴミをも見逃さないよう、丁寧に濾してあげると黄金色の白たまりの完成!
育てた野菜に、作った調味料での味付け・・・数年前の私には全く考えられない出来事です。
そんな経過の一方で、もっともっと野菜の魅力が引き出せる作り方があるのではないかと、反省や迷いを感じることも多かったので、チャンスがあれば来年はどこかお教室に通って、おせち作りの勉強をしてみたいなあと思います。
鬼が笑いそうな計画ではありますが、
まず今年もきちんとした畑の土つくりと野菜作りを。
そのためには健康な暮らしと体を。
そこには健やかな毎日を。
本年もまたどうぞ宜しくお願いします!!
加藤紀子
公式ブログ 「加藤によだれ」 https://ameblo.jp/katonoriko/
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「加藤紀子のエスプリ カフェ プラス」 http://www.ellebeau.com/electore-journal/n_kato/
フリーペーパー 「月刊てりとりぃ」 でも連載中