春の花代表のスイートピー。
華奢で可憐な花びらと、柔らかな甘い香りが心地よい花。
開花は4~6月頃と言われていますが、お花屋さんには寒い時期からいち早く並び始めます。
マメ科の植物で、「甘い香りのえんどう豆」という意味で、スイートピーという名がつけられたそう。
原産地はイタリア。ガーデニングはもちろんのこと、寄せ植えやアレンジ、切り花としても楽しめ、色が豊富で、パステルカラーからビビッドな濃いものまで、選ぶ楽しさは無限。
一色に決めて飾るもよし、数種類の色を混ぜてしつらえても、印象がぐっと変わり、素敵です。
花言葉は「門出」「別離」「優しい思い出」。
可愛らしい姿とは裏腹に、意外にも別れを意味する花言葉には驚きます。
これは別れと出会いの季節である4月に最も花が咲くこと、あとは花びらが蝶のように見えるので、羽ばたきを想像させることが由来だそう。
なるほど・・・納得ですね。
レモンイエローのスイートピーを、春の花たちとしつらえました。
パステルピンクのストック。
一本の茎にたくさんの小花が咲き、日持ちのする花です。
ホワイトレースフラワー。
小さな花が集まって、ふんわりと咲く姿は繊細そのもの。
あおもじ。
黄緑のつぶつぶとした花は、脇役にもってこいです。
それぞれの花を近くにまとめてしつらう(グルーピングスタイル)と、初心者の方でも比較的まとめやすいと思います。
単色でシンプルなスタイルに落ち着くことも。
赤紫のスイートピーを陶器のジャグに入れ、テーブルに。
同系色のランナーやペーパーナプキンを合わせ、女性らしい雰囲気を出してみました。
こちらは和のおもてなしです。
テーブルに生成りのリネンクロスをしき、モノトーンの和食器でコーディネート。
中央に飾ってあるのはユーカリテトラゴナ。
シルバーがかった葉と実が個性的な植物です。
ジャガイモのすり流し。
やさしい味付けにし、そばちょこに入れていただきます。
鮭といろいろ野菜を漬け込んだ、南蛮漬け。
バルサミコ酢をちょこっと加え、少しオリジナルな味にしています。
土鍋で炊き込んだ、キノコと鶏肉のごはん。
仕上げに青ネギ、大葉、かつおぶしをたっぷりとかけ、柚子をきゅっと絞って。
デザートは、抹茶をたっぷりと使ったティラミス。
おいしくいただきました。
ごちそうさま。
末森陽子
ブログ 「la fleur ラ・フルール」 http://lafleury.exblog.jp/
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