自分でもできる養生として、人気の「ツボ」押し。鍼灸師、深町公美子さんによるシリーズです。
体と心にきく 毎日のツボ
第5章 「見た目」アップで仕事も恋愛も成功させる
第5章では、美容にきくツボをご紹介。
肌を保湿して潤いを与えても、メイクののりがイマイチ…ということはありませんか?
今回は、メイク前の内側からの手当てで「メイクのりを良くする」ツボをご紹介します。
メイクのりを良くするには保湿がなにより大事です。年を重ねるとどんなに肌に潤いを与えてもすぐ乾燥してしまいがち。だからこそ内側の手当てが大切になります。効果のあるツボ押しで肌の手入れの手助けをしてあげましょう。
とくにメイク直前のお肌の調子を良くするためのツボ刺激は、メイクを長持ちさせる意味でも有効です。
まずは乾燥しやすいこめかみや目の周りのケアから。瞳の直下2㎝の「四白(シ ハク)」、目がしらのくぼみの「睛明(セイメイ)」、瞳の真上、眉の真ん中にある「魚腰(ギョヨウ)」、こめかみよりやや内側のくぼみの「太陽(タイヨウ)」の順番にゆっくり円を描くように軽くマッサージしていきます。その後でそれぞれ両手でいっしょに押していきましょう。この4つのツボの押す順番はリンパの流れにも沿っているので守ってください。
とくに目の周りの骨のくぼみ(眼窩がんか)を額に向かい引っ張るように押すと、視神経の働きが向上して疲れもとれる特別なツボとして有名です。
四白から円を描くようにマッサージすると肌の調子が良くなります!
「四白(シハク)」「睛明(セイメイ)」「太陽(タイヨウ)」「魚腰 (ギョヨウ)」
「四白」は瞳の直下2㎝のところにあり、「睛明」は目がしらのくぼみのところにあり、また、「太陽」はこめかみよりやや内側のくぼみのところにあります。
瞳の真上、眉の真ん中にある「魚腰」は視神経の働きを活発にさせ、目や脳の働きを良くする特別なツボでもあります。
次回は、「大人のニキビ」が気になる人におすすめのツボです。
構成・編集/U T U . h i m u k a イラスト/丸山裕子