夏はほぼ毎日サンダルのミーナですが、細いストラップのものの場合、長時間歩くと靴ずれができてしまいます。目立たない、透明な保護ジェルパッドを、持ち歩くとよさそう。
それでもまだサンダルに
自信が持てない人のための…
脚・足・爪のトラブルレスキュー!
堂々とサンダルを履きこなすにはまだまだ悩みが尽きません。
ここでは、SOSを解決するヒントを集め、Q&A方式でご紹介していきます。
今回は、靴ずれ、ウオノメやタコなどへの対処法など、Q&A4~6です。
Q4
サンダルだと100%靴ずれします。
どうしたら靴ずれしなくなりますか?
A
自分の足に合ったサンダルを選ぶのが賢明。
購入するときのチェックポイントを参考に。
「残念ながら、靴ずれするのは足に合っていない場合が多いんです」とは、
大きい&小さいサイズの靴専門店「レディースキッド」※のシューフィッター、小堤啓史さん。
「特にサンダルは足を覆う面積が少ないものほど、前にずれやすく、こすれる部分が靴ずれします。せめて合成皮革より本革を、器具で伸ばすなどの微調整技術を持った店を選びましょう。メガネを買うときと同じです。当たって痛いところや違和感がある部分を調整してもらえる店を選んでください」
と言いつつ、足に合ったサンダルを選ぶポイントを教えてくれました!
≪サンダル選びのチェックポイント≫
●足をのせる部分の長さに、足自体の長さ+1~1.5㎝程度の余裕があるか
●親指と小指の付け根の骨(関節部分)が、きちんと覆われているか
●横から見て、土踏まずのカーブとサンダルのカーブが合っているか
●足の甲の骨がきちんと支えられ、前にずれていかないか
●バックベルトの位置や角度が合っているか(ずり落ちないか)
※レディースキッド池袋本店 ℡03-3981-3456 www.kid-ltd.jp
Q5
靴ずれで水ぶくれができたときの
よりよい対処法は?
A
水でよく洗い、きれいな状態で密封すること!
化膿してしまうと治りが遅くなるので気をつけて。
「水ぶくれを無理に破くとばい菌が入る可能性があるので、自分で破らないことが大切。もし破れてしまったらよく洗い、絆創膏で保護します。
その際、化膿した傷であれば密封するタイプのものは使用しないで。ばい菌をより繁殖させることになります」
との回答は、「神楽坂 肌と爪のクリニック」の野田先生。
Q6
ウオノメやタコが
繰り返してできてしまうのですが…。
A
できる原因は、過度の圧力や負担です。
原因を取り除けばできなくなるはず。
タコもウオノメも継続的な圧力に対する防御反応で皮膚が厚くなったもの。
角質層の下側に芯ができてしまうのがウオノメです。
「東銀座ウェルズクリニック」の大木美佳先生は
「どちらも削れば一時的になくなりますが、そもそも合わない靴や歩き方、足のアーチのくずれなどが原因ですから、原因を取り除かない限りは再発します。プロに任せてもらえれば治りますよ!」とアドバイス。
次回は、足の皮膚病や見た目のトラブルなどに関するQ&A7~10までをご紹介します。
撮影/鈴木康久(千代田スタジオ) イラスト/かくたりかこ
構成・原文/蓮見則子