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今、京都で行くべきは、密かにアツい「裏京都」!ステイは人気のルーフトップ〝ガーデン〟がある穴場ホテル「Genji京都」

くみくみ

くみくみ

美味しい食と酒を求めて、世界中どこでも旅するのが趣味。リゾート、ホテル、島、温泉、スパ、ホリスティックプログラムも大好き。OurAgeにて「エナジーチャージ美とりっぷ」を時々連載中。OurAgeの姉妹メディア、MyAgeでは医師への取材が多く、40代以上の素敵女医100名近くを抱えており、ウエルネス旅企画も手掛ける。

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新しいホテルの開業ラッシュがまだまだ続く、京都。

今、紅葉のピークで盛り上がっていますが、実は、任天堂“発祥の地”として、任天堂の創業家が再開発に乗り出した五条は、「裏京都」として密かな人気なのです。

遊郭建築を生かしたバー、コワーキングスペース、カフェ、ブリュワリー、レストランなど、気になるスポットが出来始めています。昔からの建物や銭湯なんかもノスタルジックさ満載でフォトジェニックゆえ、撮影に来ている人達も!

この界隈、改めてご紹介しますね!

 

そんな京都・五条では、任天堂が作ったホテル「丸福楼」も話題ですが、京都駅からもほど近いこの辺りを攻めるなら、実はもう1軒、川沿いに建つ隠れ家ホテルがあるのです。町家に囲まれた、町家4軒分の敷地に建った、スモールラグジュアリーホテル。

 

鴨川と高瀬川に挟まれた五条河原町界隈は、『源氏物語』に登場する光源氏のモデルの1人「源融」という貴族の庭園跡地があります。その近くに、源氏物語にちなんだ大人の隠れ家、「Genji Kyoto」が2022年4月18日グランドオープンしたのです。

 

 

スイートを含む全19室。鴨川ビュー、京都市街ビュー、坪庭がある部屋など。それぞれの部屋は、源氏物語に登場する女性の名前がつけられています。

 

 

デザインチームは、京都を愛すがために京都に住んでいる外国人。
建築はジェフリー・ムーサスさん。町家建築に魅せられたニューヨーク生まれの建築家。マサチューセッツ工科大学で建築を学んだお方。

ジェフリーさんが大切にしたのは「素材」。
「杉板型枠(すぎいたかたわく)」は、建物の内外装のコンクリートに、杉板の痕跡を化石のように残す日本ならではの技術。これによって、コンクリートに自然な木の模様ができ、よりソフトで温かみのある印象を与えています。
ホテルロビー上部の窓は、和紙作家‧堀木エリ子さんの手漉き和紙を使用。

時間によって内から柄が浮き立ったり、壁の表情が変化します。

 

インテリアは、トミタ‧ジュン氏。 和風なニュアンスもありながら、西洋的なスタイリッシュさも持ち合わせていて、オリジナルのイスやテーブルは、美しいフォルムで座ると心地いい、こだわりが溢れた造りです。

 

 

 

この盆栽の小宇宙「スペースコロニー」がまた素敵。

ロビーのほか、廊下にさりげなくあったりもします。

Re:Planter・村瀬貴昭さんが提案する  植物を介したコミュニケーションの形

 

 


建築コンセプトは、「真の日本」。
日本人の私たちから見ると、海外の人から見た日本の美しさを再認識するとともに、「外国人から見た和のユニークな表現」も楽しむことができます。

部屋のベランダに灯篭が転がっていたり、「浮舟」を表現して縦に並べた石が魚の群れのようだったり。

 

千年以上前の平安時代に端を発する奥に中庭を持つ細長い民家建築、町家へのオマージュもテーマで、以前この敷地にあった町家のように、ホテル2棟の建物は日本庭園をイメージした橋で結ばれています。

 

そして、ルーフトップバーが大人気の京都ですが、ここには、ルーフトップガーデンがあります。

エレベーターを降りると、こんな風景。木々と花が溢れています。

ロビーの枯山水と、屋上のスカイフォレストガーデンは、ガーデンデザイナー、芸術家、作家として活躍するマーク‧ピーター‧キーン氏。

 

 

鴨川や京都市街が見渡せる屋上「スカイ·フォレスト·ガーデン」には『源氏物語』に登場する植物を集められているという、細やかな仕掛け。

 

 


Wi-Fiが飛んでいて、ここで朝食をとったり、ワーキングスペースとして使ってもOK!

 

いよいよお部屋です!

泊まったのは4階角部屋の、リバーバルコニー‧デラックス(44㎡~51㎡)。ツイン ダブルサイズベッドは、シーリーのふかふかタイプ。
最大3名泊まれます。

ゆったりサイズのツインルームで、真下に流れるのは鴨川、対岸には東山連峰の展望です。

客室の素材は、サイザルアサ、漆、和紙の壁など、さまざまな素材を組み合わせていて、面白い!

 

 

琉球畳の間にはソファテーブルと畳椅子、和紙を通した照明。

これはリバー・バルコニー・スイートも同じ造り。

京都の二葉家具の職人と、日本のアルチザン活動の新潮流の職人百々祥人+川邉公太郎のユニット、+veveによるハンドメイドは、機能的、かつ快適。

特にテーブルの向こうの椅子が抜群に座りやすく、ワーキングにぴったりで、嬉しくなっちゃうほど。(タタミ‧チェアは、デンマークのヴェルナー‧パントン作)

 

香り豊かなヒノキ(ヒバ)の浴槽、そして室内外の境界を解く坪庭。

石が浴槽のほうまで配されていたり、灯篭の礎が立ててあったり、この感覚は、外国のデザイナーならではの味わい!

五条の町並みを借景に、坪庭を眺めながらのヒバ浴槽の朝風呂は最高でした!!

 

 

海外からのゲストには、グーグルマップを見て川沿いのホテルを検索して、予約する人もいるそう! 鴨川の眺めと、川風がほんとうに気持ちいい!

 

ちなみにこちらが、リバー・バルコニー・スイート。川に向かってベッドが配されているお部屋も多いのだそう。

 

食事は、ロビーラウンジのオールデイダイニングがありますが、外の好きなお店に行ってもよしです。

朝食はコンチネンタルブレックファスト、洋朝食、和朝食、ベジタリアンのアラカルトから選べ、ダイニングロビー、部屋、屋上スカイフォレストガーデンいずれかで食べることができます。

今回は、外を眺めながらゆったり部屋での朝食を楽しみました。

 

そしてこのホテル、気になるイベントも随時開催しています。

この時は、京都醸造(ウエールズ人、カナダ人、アメリカ人の 3人が2015年に京都・十条で立ち上げたクラフトビール醸造所)のクラフトビールが味わえるテイスティングイベントに参加!

 


5種類のビールをテイスティング。そのあと、オードブルに合わせて、好きなビールをオーダーしました。

他にもパスタイベントなど、今後もやっていくそう。これは外部からの参加も可能です。

 

シェフはキュートなトルコ人で、イベントを仕切っていた支配人さんも、とてもチャーミング!

 

Genji kyotoには、ゲスト・エクスペリエンス伊集院幸子氏よる京都・五条ツアーがあり、(海外で育ったのちプロの通訳として京都で活動中の方です)京都の歴史、かつて遊郭街だった五条の昔の姿など、なかなか聞けない話を教えてもらうことができて、これ、実に興味深かったです。お泊りの際にはぜひ!

 

レンタサイクルもあり、今回は、この自転車で、同じ五条にやはり今年オープンした、ノーガホテルのルーフトップバーにも行ってみました。

歩くにはちょっと遠いなんてとこにもサッと行けてこれも快適でした!

五条の楽しさは、また書きますね!

裏京都、人気になる前に、是非、味わってみてください。

 

Genji Kyoto
京都府京都市下京区波止土濃町 362-3
京都駅よりタクシーで7分 徒歩16分
19室

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