注目の女性作家が描く警察小説は男も女も生きざまが見事!

主人公は神場ですが、私が一番心を寄せることができた人物は彼の妻・香代子でした。

 

 

山奥の寒村の駐在勤務の頃から夫の仕事を力強く支え、ときにおちゃめな顔を見せる愛すべき女性。彼女に悲しみを越えて立ち直る力があったからこそ、神場ももしかしたら彼の周辺の人々も救われたのでは、と思えてならなかったのです。

 

 

警察を舞台にした小説を数多く書いている柚月さんですが、もう一冊オススメしたい作品をと考えたとき、迷いなく頭に浮かんだのが『孤狼の血』。
今年映画化されたのでご存知の方も多いかもしれませんが、良からぬ筋との癒着を噂される刑事を中心に、激しいヤクザの抗争を描いた小説です。

書評_photo

『孤狼の血』 柚月裕子 角川文庫 ¥760 +税 昭和63年、広島の呉原東署捜査二課に配属された新人・日岡は先輩刑事・大上とコンビを組むことに。ヤクザとの癒着を噂されながらも凄腕の大上と、金融会社社員失踪事件に取り組むが……。男たちの過激すぎる戦いを描く

 

 

実は「こういう世界の話、あまり好きじゃないんだよな」と思いながら読み始めたのですが、警察とヤクザのメンツの張り合いや大胆な秘策が面白いのなんのって!

 

 

自分とは縁遠い世界の常識を逸脱したやり口にあきれながらも圧倒され、読みながら血が騒ぐ感じがしてきたのは確か。

 

 

もしかしたら、むしゃくしゃしたときや気分がイマイチ晴れないとき、読んでみるというのも一案!?つかの間別人のメンタリティーになって、スッキリするかもしれません(笑)。

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第46回
注目の女性作家が描く警察小説は男も女も生きざまが見事!

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