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ボウルひとつでOK! むくみをとってお腹すっきり! 春のたけのこポテトサラダ

山脇りこ

山脇りこ

料理家。週に6日は家で晩ごはんを食べる夫とふたり暮らし。50歳を過ぎてからは日々のごはんの7割が野菜に。旬の食材や、だし、調味料にこだわりつつ、忙しい人にも作りやすい家庭料理を伝えている。「3分クッキング」や「あさイチ」などのテレビや、雑誌でも活躍中。『明日から、料理上手』『野菜のたのしみ』『いとしの自家製』など、著書多数。台湾好きで台湾のガイド本『食べて、笑って、歩いて好きになる大人のごほうび台湾』も。最新刊は、『疲れていてもこれならできそう、毎日食べたいかんたん3×3レシピ』
代官山で料理教室「リコズキッチン」を主宰。教室情報はインスタグラムやFBで。instagram : yamawakiriko ブログ:rikoskitchen.com   FB:山脇りこ

春の旬と言えば、たけのこ。シャキシャキ感を活かしたポテトサラダに。

同じ組み合わせで、2通りの味つけをご紹介します。1本丸ごとを使い切りたい時にも助かるレシピです。

 

 春のたけのこポテトサラダ

 

走り、盛り、名残り、と旬の食材の味わいを分けて楽しむのは日本の食文化の奥深いところ。

特に春から初夏にかけては、その楽しさを感じる野菜が多いと思います。その代表格がたけのこ。

走りは2月ごろから料理屋さんなどではじまります。4月に入るといよいよ盛りをむかえて、私たちにも求めやすくなります。シンプルな料理でも、食卓に並ぶと季節を強く感じさせてくれますよね。

うまみ成分であるグルタミン酸やアスパラギン酸が多いので、うまみ、そしてとうもろこしに通じるような甘味もあります。食物繊維が豊富なのもうれしいところ。

カリウムも豊富に含んでいるので、ナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧の方にもいいとされています。むくみをとる役目も。

 

 

ゆでたてをそのまま酢味噌で、フライパンやグリルで香ばしく焼いて塩だけで、あるいはバター醤油なんていうのもおいしい。たけのこご飯や、煮物も定番です。

今日は、そんな定番料理に飽きたら・・・ということで、2通りのポテトサラダに。

 

ゆでてあるものも出回っていますが、できたら自分でゆでるのがおすすめ。カンタンだし、香りが家じゅうに広がって癒されると思います。ゆでたら、冷蔵庫で3、4日は持ちますよ。

ゆで方、保存の仕方もお伝えします。

 

材料 (2人分)

ゆでたけのこ 150グラム

じゃがいも 2個 (300グラム)

水 大さじ1

絹さや 10本 (スナップエンドウや、いんげんでも)

塩 小さじ 1/2

レモン汁 大さじ1

オリーブオイル 大さじ1

 

 

作り方

1.じゃがいもはきれいに洗って、2つに切る。耐熱ボウルに入れて、水をふりいれて、ふわっとラップをかけ、600wで8分加熱する。熱いうちに皮をむき、水気があれば切る。

2.ゆでたけのこは1センチ角に切る。絹さやは筋をとり、2,3等分に切る。1に加えて、再びふわっとラップをかけて、600wで2分加熱する。

 

3.2が熱いうちにレモン汁と塩をふりかけてざっくり、じゃがいもをつぶすようにしながら混ぜる。そのまま冷まし、全体にオリーブオイルをかけてサクッと和える。

 

 

※別の味わいに。

すりごま 大1 と 味噌(米、麦、好みのもの)大1 を2に加えて、全体を和える。完全に冷めたら、マヨネーズ大さじ1を加えて和える。

※オイルやマヨネーズは冷めてから混ぜたほうが油臭さが出ずにおいしく仕上がる。

 

 

 

◇たけのこのゆで方

1. いちばん外側の皮から2,3枚だけをむく。先端を斜めに3,4センチ切り落とす。
※皮を残してじっくりゆでたほうがアクが抜ける。
2.たっぷりの水に1と糠(なければ米の最初のとぎ汁)を入れて中火にかけ、沸いたら火を弱めて40分ゆでる。竹串を下の硬い部分に刺してすっと通ればOK(小さなものなら30分くらい)
3.そのまま冷ます(6時間~8時間は冷ますとよい。この時もアクは抜け、放出したうま味は戻る)

 

*ゆであがったら引き上げずにそのまま完全に冷ます

*保存はきれいな水につけて冷蔵庫で。

*水は必ず毎日替える。3,4日保存できます。

 

簡単美味しい一品で、おうちごはんをより楽しく!

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