楽しみながらさまざまな栄養がとれる、ありがたいそら豆
そら豆が出てくると、夏の訪れを感じますね!ニューヨークでは、そら豆はファーマーズマーケットの他、チャイナタウンでも見かけます。しっかりした豆が詰まっている手ごたえを感じると、思わず笑顔になります。
そら豆は、野菜の中では鉄分とビタミンB1を比較的多く含んでいます。鉄はコラーゲンの生成に必要な栄養素。一方、ビタミンB1は糖質の代謝をサポートします。欠乏すると肌荒れや疲労感につながる葉酸、ナトリウムの排出を促すカリウムも期待できます。楽しみながらさまざまな栄養をとれる、ありがたい豆ですね!
オーガニックは高いですが、チャイナタウンでは1ポンドあたり2ドル以下で買えます
そら豆は今までシンプルに塩ゆですることが多かったのですが、そればかりでは飽きてしまうので、違う食べ方を考えてみました。
こちらは、「やみつき焼きそら豆」と呼びたくなるくらい、食べだしたら止まらない味つけ焼きそら豆!そら豆はサヤから出して、洗います。フライパンにオリーブオイルを入れてやや強めの中火でそら豆を焼きます。上下2分くらいずつ焼くと、いい感じの焦げめができます。そこに塩胡椒、カレー粉、ターメリック、クミンを少しずつふり入れます。ターメリックはやや多め、クミンはやや少なめにしました。全体を混ぜてスパイスを馴染ませたらできあがり。
焼いているうちに薄皮が破けて、中の豆が顔を出します
1分くらいおいて触れる程度の熱さになったら食べごろ!手がちょっと汚れてしまいますが、それだけの価値はあります!食べ始めたら一気に食べ終わりたくなるピリ辛味!新しい「マイ定番」ができました!
キヌアのサラダに混ぜるのもお勧めです。キヌアは目のつまった茶こしなどに入れてよく洗い、小さな鍋に入れて倍量の水を入れてやや強めの弱火にかけます。沸騰してきたら弱火にして、水気がなくなるまで茹でます。その間、蓋は必ず閉めておいてください。そら豆はサヤに入れたままオーブントースターで10分くらい焼いて、サヤから出し、薄皮からも出しました。そこに、半分に切ったプチトマトと黒オリーブ、黄色いパプリカ、胡桃を混ぜました。味付けは塩胡椒とオリーブオイル、バルサミコビネガー。食べながら、「これは絶対、枝豆じゃなくてそら豆があうなぁ」と思いました。
焼くとほくほくと優しい甘みが出て、茹でるよりおすすめです
先月のファーマーズマーケットでは、そら豆の葉っぱも見かけました。ベンダーさんの説明書きには、「神経系の最適化を維持する銅と、赤血球の生産を助ける葉酸をとるのにいい」と書いてありました。日本ではなじみがないですが、なんだかからだに良さそう!ベンダーさんは「2週間くらいしかマーケットに出ないよ」と言っていたので、買ってみました。
無農薬で1束4ドル。新聞紙にくるんで冷蔵庫の野菜室に入れておいたら結構もちました
家に帰って葉っぱをとっていたら、可愛い花があちこちについていることに気づきました。
中央が濃いパープルの可愛い白い花があちこちについてました!
サラダやパスタなどに入れてみましたが、私が味的に一番美味しいと思ってリピートした食べ方はピカタ!葉っぱを茎からはずして、よく洗います。そこに溶き卵、塩胡椒を加え、オリーブオイルを入れて熱したフライパンで上下焼きました。火が通って、薄い焼きめがついたら出来上がりです。これ、なかなかおすすめです!熱々のうちにお召し上がりくださいね。
お好みでお醤油をかけてもいいですが、塩胡椒だけでもおいしくいただけます