長寿の里の特産品「野沢菜」に、チーズを合わせたおしゃれなおつまみ
こんにちは。料理家の山田玲子です。
冬まっただ中! 東京も2週連続で雪が降ったりしていますが、先日は雪の本場(?)・長野のスキー土産に、野沢菜をいただきました。
長野県は今や日本一長寿の県! 厚生労働省が5年に一度行っている都道府県別・平均寿命の調査で、平成7年から平成22年まで、4回連続で1位を獲得しています(平成22年の調査では、男性80.88歳、女性 87.18歳)。
そして、この長寿の秘密のひとつとして特産品である野沢菜が関係しているのでは……。と噂されているようです。
というのも、野沢菜には現代人に不足しがちな栄養素がいろいろ含まれているからです。
■ビタミンCやカロテン:免疫力アップや風邪予防のほか、美肌効果も期待できます
■ミネラル類(ナトリウム、カリウム、カルシウム、亜鉛):神経や筋肉細胞の活動を活発にし、骨の構成要素として必要です
■食物繊維:腸内の余分な糖分やコレステロールを体外に排出を促し、便秘の解消や肥満予防効果があります
さらに、野沢菜漬けは、ヨーグルトと同じく乳酸菌発酵食品。乳酸菌による、整腸効果や免疫力アップなどの力も見逃せませんね!
また、発がん物質を抑えるビタミンCやカロテン、腸内環境を整える食物繊維や乳酸菌を多く含むことから、「がん予防に優れた食品」としても注目を集めていて、その効果に関する研究結果も多く発表されていています。
そして、近年、テレビや雑誌で話題になったのが、野沢菜と一緒にお茶を飲むと高い抗酸化作用が発揮されるという研究結果。野沢菜には長寿の秘訣がまだまだ隠れていそうですね。
さて、せっかくおいしい野沢菜をいただいたので、ちょっと工夫しておつまみにしてみました!
レシピというほどのこともないのですが、コンテチーズを棒状に切り、野沢菜で包んでみました! コンテチーズは、野沢菜と同様に厳しい寒さを乗り越え、熟成されたチーズ。だからでしょうか…。相性がとてもよいんです。
コンテチーズのミルクの風味がたまらない…。これを野沢菜で包むと、野沢菜の塩気とコンテの風味のマッチングが最高です。
お漬物とチーズって相性がいいんですね。確かに、発酵食品同士ですし、お漬物の塩気がチーズのコクを引き出すのだと思います。
それならば…と、さらにお漬物とチーズの組み合わせを考え、赤カブの漬物にブルーチーズをあわせてみたら、これも相性抜群!
日本酒にもワインにもぴったりのおつまみです。
山田玲子公式HP http://www.reiko-cooking.com/