マイエイジ/アワエイジ世代は"骨と筋肉の曲がり角"世代。ここでどうするかが分かれ道。
大きな筋肉を鍛えるだけで、体はどんどん変わる!
今やらないと歩けなくなる!?
週2~3回3分が分かれ道
人生100年時代といわれている昨今ですが、いつまでも元気で自分らしく生きるために、マイエイジ世代はまず、何をするべきなのでしょうか?
「意識的に筋トレを行い、程よい筋肉量を維持することです」と、「スポーツ&サイエンス」代表の坂詰真二さん。女性ホルモンが減ると、骨密度が低下することは広く知られています。閉経後、何年かすると骨粗しょう症が懸念されるのはそのためです。
「実は最近になって、骨密度が低下すると筋肉量も落ちる、という新たな研究報告がありました。骨がなんらかの信号を出し、筋肉と相互に連携を取っているというのです」
つまり、マイエイジ/アワエイジ世代は"骨と筋肉の曲がり角"世代なのです。
「骨量や筋肉量を維持するためには、重力に逆らう運動が必要です。しかし現代人は座っている時間が長く、歩く量も圧倒的に少ない。こうした運動不足の生活が、骨量や筋肉量低下に拍車をかけています」
今、意識して鍛えておかないと、骨量も筋肉量も低下し、将来は歩けなくなって、要介護への道にまっしぐら!?
「激しい筋トレは不要。まずスクワットで全身の筋肉の70%を占める下半身を鍛え、続いて、リバースプランクで衰えやすい、姿勢を維持する背中から腰の筋肉を鍛えます。1日わずか3分程度、週に2~3回行うだけ!」
わざわざジムに行く必要なし。つらくない&時間をかけない、超簡単筋トレが新常識。筋肉貯金こそが、若さを維持する秘訣と心得て!
MyAge/OurAge世代が行うべきは、大きな筋肉を効率よく鍛えることができるこのふたつのエクササイズ、
ベンチスクワットとリバースプランクです。
簡単&効果絶大トレーニングで、今日から筋肉貯金を始めましょう。
モデルの熊田マリエスターさんが、実際に坂詰先生に、ポイントを教わりました。
それぞれ3分ずつ、週に2~3回行うだけでOKです。
BENCH SQUAT
ベンチスクワット
Point_01
いちばん大きなもも筋を意識!
Point_02
簡単にできる!
Point_03
1日3分でOK !
Point_04
全身が引き締まる!
Point_05
冷え、ストレス、疲れにもOK !
Point_06
週に2~3回でOK !
Point_07
ロコモと認知症も回避!
次ページに続きます。
REVERSE PLANK
リバースプランク
Point_08
ももの次に背筋を意識!
Point_09
姿勢がよくなる!
Point_10
身のこなしが美しくなる!
適度な筋肉と脂肪のある
「心地いい体」を目指しています
熊田マリエスターさん
MARIE-ESTHER Kumada
1970年生まれ。モデルで3児の母。父親が日本人、母親がドイツ人のハーフ。ファッション誌やCFなどで活躍。夏に負けない美容ドリンク「フルージュホワイト」の商品プロデュースを行うなど、幅広く活躍
「3人の子どもの出産を経て、体型を元に戻すために、以前は激しいエクササイズと食事制限で、ストイックに体をつくったこともありました。しかし、今は適度な筋肉と脂肪がついた、"心地いい体"であることが重要と考えています。適正体重というのも、人によって違います。数字に振り回されるのがイヤなので、家に体重計を置くこともやめてしまいました。体型の維持は自分で体のラインを観察したり、快適に動けるかなど、すべて感覚! お肌の調子を、手で触って確認するのと同じです。筋肉を減らさないことはとても重要だと私も考えているので、今回教えていただいたスクワットとリバースプランクを、実践したいと思います」
次回は、ベンチスクワットについて詳しくご紹介。
撮影/城 健太 ヘア&メイク/木下庸子 スタイリスト/鈴木由利香 モデル/熊田マリエスター 取材・原文/山村浩子