グズつく天気のせいにして、ウォーキングをサボりそうなミーナに、「言い訳無用!」がつきつけられることに・・・最終回は、「雨の日でも室内でできる、お手軽ウォーキング」の方法です。
筋力・骨力をアップして脂肪は燃やす!
一生太らない歩き方とは?
「歩く」という動作は、実は格好の全身運動。漫然と足を運ぶことをやめ、「運動」として見直すことで、日常のすべてが健康とダイエットに最適な動きに変わります!
そこで、いい姿勢で歩くことでカッコよく痩せるための、正しいウォーキングの仕方について、Step1~7に分けてご紹介します。
最終回の今回は、雨の日でも室内でできる、お手軽ウォーキングをご紹介します。
天気の悪い日は屋内でも
効率よく「おうちウォーク」
普段使わない筋肉を動かせるお手軽ウォーキング
せっかくウォーキングを始めたのに、「今日は雨だから」「外に出る時間がないから」と、歩かないのはもったいないもの。そんなときおすすめしたいのが家の中でもできるフィットネスウォーキング。
特に、サルティス池田さん考案の「3歩deウォーキング」は、リビングや廊下など、3歩歩けるスペースがあればできる方法です。日常あまり使わない筋肉を使い、ひねる・伸ばす・上げるの3つの動作が組み込まれているので、手軽に運動効果が期待できます。
1、2、3歩でターンするので、エンドレスで好きなだけ続けることが可能。天気の悪い日や寒い季節だけでなく、習慣化できればかなりの運動量に。もちろん、正しい姿勢を保ちながらトライしましょう。
後は、実践あるのみです!
狭い部屋でも楽々!
「3歩deウォーキング」
3歩歩いてきびすを返すように素早くターンするのが特徴です。10パターン以上ありますが、取り入れやすいのが以下の2タイプ。体を大きく使えば、あっという間に汗をかくほど!
(イラスト右から)
◎正しい姿勢で立ち、両手を肩の高さで水平にして肘を曲げ、指を組みます
◎両手の高さはそのままに、1歩足を前に出すとき、同じ側の肩を後ろへ大きく回してください
◎2歩目の足を出すときに反対側の肩。前へ出した肩があごの下へ入る気持ちでひねります
◎3歩目でターンし、繰り返します。足はかかとから着いて、一本の線上を進むようにします
背泳ウォーキング
かたくなりがちな肩甲骨を大きく動かし、肩こりや背中のこりまで解消してくれるウォーキング法です。きつくても、腕は横にではなく、できるだけ真後ろへ回すように心がけてください。
(イラスト右から)
◎スタートポジションはやはり正しい姿勢で。肩甲骨を回して準備運動しておくとベターです
◎前へ出す足と反対側の手を真上に上げて後ろへ回す要領で、まるで背泳のように腕を動かします
◎肩甲骨が大きく動くように肩を高く上げ、腕を耳の側で後ろへ回しましょう
◎3歩でターンした後、左右の腕を素早く上下入れ替えるのが、スムーズにつながるコツです
屋内でできるその他のミニウォーキング
●足を使わずお尻で歩く「ヒップウォーキング」
足を投げ出し、背筋を伸ばして姿勢を正します。お尻を左右交互に上げ、その反動だけで前へ進みます。1m前進したら同じく後退。1回に3~5往復で腹筋も鍛えられます。
●足の指だけで歩く「ゆびウォーキング」
素足になり、両足を肩幅に開いて立ちます。片方の指をめいっぱい曲げ、その力を使って前へ。左右交互に指を曲げながら小刻みに進んでいきます。50㎝の前進後退を数往復します。
監修:サルティス池田さん Salutis Ikeda
profile
アシックス ウォーキングトレーナー、日本ウォーキング協会公認指導員、公認シューフィッター。ウォーキング講習会やセミナーはこれまでに1000 回以上、約3万人以上を指導。日本初ウォーキングミュージックCD「Walking melodies」(東芝EMI)をプロデュース。
http://www.asics.co.jp/walking/
撮影/板野賢治 イラスト/かくたりかこ 取材協力/アシックス
構成・原文/蓮見則子