足を通っている肝経、脾経、腎経という3つの陰経が交わっているから、三陰交(さんいんこう)。このツボは、むくみや冷え症、更年期症状に関わりが深く、押してみると痛みを感じる女性も多いそう。ミーナもちょっと痛いかも。
私を救う! 困ったときの10のツボ
自分で確実に押せる、手と足に限定!
覚えるのは10個のツボだけ!
応用の利く万能・多機能ツボ10
ツボと言っても具体的にどこを押せばいいのでしょうか?
まずは、数あるツボの中でも、いろいろな症状の改善に使える、応用の利く万能ツボ、多機能ツボを島田先生に厳選してもらいました。
3Dイラスト付きでわかりやすくご紹介します。10個だけなので、確実に探して押せるようになりましょう。
今回は、更年期の症状改善に効果のあるツボをご紹介します。
島田 力さん Tsutomu Shimada
profile
「スクール・トリートメント・カフェ気流」代表、フィットフード協会理事、鍼灸師。父の影響で東洋医学の世界へ。専門学校での鍼灸教育、在宅鍼灸臨床への取り組み、東洋医学外来設立などにも参加。東洋医学に基づく暮らしを提案しつつ、鍼灸治療、セミナー開催、執筆などの活動中。
これも婦人科系に幅広く使われるツボ。
更年期の症状改善によく登場
女性の生理一般にとても効果があることで有名。更年期症状、メンタルケア、冷え症、むくみなど応用範囲の広いのが特徴。押してみると痛みを感じる女性が多いもの。
足を通っている肝経、脾経、腎経というとても大切な3つの陰経が交わっているツボです。
[ 探し方]
内くるぶしの上、指4本分で、骨のきわが目安。押すと圧痛のある人が多い場所です。
[ 押し方]
足の外側から、人差し指を骨に引っかけるような要領で押すと確実です。
次回は、アンチエイジングにも効果が期待できるツボ【太渓(たいけい)】をご紹介します。
撮影/広瀬壮太郞 イラスト/福井信明(HOPBOX)
監修/島田 力(スクール・トリートメント・カフェ気流)
構成・原文/蓮見則子