今や美容誌の付録にもなっている、美容器具の「かっさ」プレートは、顔やボディのセルフケアに効果絶大。かっさで足や脚の経絡を刺激し、巡りをよくして、柔軟な動きを取り戻しましょう。実はリフレクソロジーなど、足・脚まわりの刺激に「イタッ!」とうめいてしまうミーナ、それだコリ固まっているということですね。
美賢人の「脚&足」対策
美のスペシャリストとして活躍するお二人・島田淑子さんと金子エミさんの、脚&足を美しく保つ秘訣をレポート!
体験から会得したケア方法には説得力があります。さっそく試して、さっそうと歩きましょう。
足裏の横アーチを取り戻し、
骨盤や下肢の柔軟性をアップさせることがカギ!
北鎌倉で糖質オフカフェを併設した、かっさトリートメントと鍼灸治療のサロン「気流」を主宰する島田淑子さん。
今回は、東洋医学のプロの島田さんに、かっさを使ったO脚・X脚の予防改善の方法を教えていただきます。
島田淑子さん Sumiko Shimada

profile
1966年生まれ。東洋医学ライフクリエーター。
鍼灸師、国際中医薬膳師、日本かっさ協会・東洋医学ライフクリエイティブ協会会長。
東洋医学スクール・トリートメント・カフェ「気流」主宰。
近著に『長生きしたければひじ下ひざ下を押しなさい』(ビジネス社)
東洋医学のプロとして伝授!
かっさで血行促進&柔軟性をアップしてO脚&X脚予防!

脚&足の経絡を刺激!

かっさは専用プレートで経絡や反射区をこすって刺激することで、巡りを促し、体をメンテナンスする療法です。O脚・X脚を予防改善するには、筋肉を正しく使える脚&足にすることが重要。それにはまず、しっかり動かせる足先と足裏のアーチを取り戻します。
そして東洋医学で大切な五臓のうちの3つ、肝経、脾経、腎経が通っている膝下の内側を刺激して活性化。また、前傾姿勢(猫背)で歩くと張ってしまう外側もほぐしてあげましょう。滑りをよくするクリームやジェルを肌に塗ってから行います。

かっさは施術の内容によって、使う部分が異なります。今回はAとBの部分を使います。右手で持つ場合は、かっさを写真のように置き、そのままかっさの右側を持ちます。左手で持つ場合は、反転した形で持ちます
足の甲を
指先に向けて

プレートのAの部分を使い、各指の間に向けて、指の骨が始まる部分から足先へ5回ずつこすります。足指の柔軟性を高め、滑らかな歩行をサポート。
※各施術とも、左右の足を同様に行います
足裏は
横と縦に

かっさのBの部分を使い、足裏を横に3ライン、続いて、縦にも3ライン、それぞれ5回ずつこすって刺激します。失われた縦横のアーチを取り戻すのに役立ちます
下肢の内側を
3ライン

膝下の内側、骨上はストレスにかかわる肝経、骨脇は消化や元気をつくる脾経、その後ろはスローエイジングに効く腎経。この3ラインを、5㎝を3回こすったら、次の5㎝を3回、と小刻みに進みます
下肢の外側は
上から下へ

ベタ足の前傾姿勢(猫背)で歩いていると、膝下の外側の筋肉ばかりを使いがち。ここは胃経のライン。上から下に向かって、5㎝を3回こすったら、次の5㎝を3回、と小刻みに進みます
次回は、島田さん自身が行っている、脚&足トラブルを克服できる簡単エクササイズをご紹介します。
撮影/板野賢治 イラスト/かくたりかこ 取材・原文/山村浩子


