脂肪を燃やす&遅筋を鍛える
「美ウォーキング」でさらに筋力アップ!
ウォーキングは、脂肪を燃やす有酸素運動の代表選手ですが、単に脂肪を燃やすだけでなく、長時間、力を維持するのに不可欠な「遅筋」を鍛えることができる、優秀な運動です。
ここでは「歩き」を見直して、より効果的に脂肪燃焼&遅筋力アップできる、KIMIKO式の「筋トレウォーキング」をマスターしましょう!
日常生活の中でも、より効果的に「筋トレウォーキング」を実践!
今回からは、日常生活の中で、より効果的な「筋トレウォーキング」をするための方法をKIMIKOさんに教えていただきます。まずは、かかとの高いパンプスなどの靴を履いて歩く際の注意点についてご紹介します。
KIMIKOさん
profile
1961年生まれ。ポスチュアスタイリスト。
産後の体型くずれの克服にウォーキングを始めた結果、
姿勢が改善し、心身ともにスリムアップ。
独自のメソッド「ポスチュアウォーキング」
の レッスンや講習などで活躍中。
「パンプスで歩く」際は
〝かかと重心〞をより意識して
ヒールの高い靴を履くだけで、どうしても前重心になり、膝が曲がりがちという人も多いのでは!?
ヒールのある靴を履いた際、大切なのはヒールを〝かかとの骨の延長〞と意識して、重心を後ろ側に保つことです。
(写真右)
立ち姿勢、歩き方ともに、【基本の歩き方】(前々回・前回参照)と同様。ヒールがあることで前傾姿勢にならないよう、重心は意識してかかとに置きます
↓
(写真中)
膝を曲げて足を浮かせたら、すっと反対側の脚の膝を伸ばし、前に踏み出します。歩幅はスニーカーよりやや狭くすると、膝を曲げずに着地できます
↓
(写真左)
着地は、膝をピンと伸ばし、つま先とかかとを同時に。つま先に重心をかけると前傾姿勢になり、NGな引きずり歩きをしてしまうことも
パンプスでの階段の上り下りでは
足裏全体をステップにのせる
(OK)
つま先からかかとまで、足裏全体を同時にステップにのせます。安定感があるので、上半身もブレません
(NG)
つま先しかステップにのせないと安定感がなく、ふらつきがち。前重心になり真っすぐな姿勢も保てません
パンプスでの歩き方のチェックポイントは、次ページにも。
足にフィットして、
安定感のあるパンプスが◎!
バッグや買い物袋は
背骨で持つイメージで
(OK)
肩に掛けたバッグはやや後ろに引き、背骨に寄せるように持って。重い荷物も背骨で支えると上半身が安定
(NG)
前方で抱え込むようにバッグを持つと、姿勢も前傾し、猫背の原因に。体の歪みにもつながります
次回は、階段の上り下りの際の「美ウォーキング」の仕方についてご紹介します。
撮影/藤沢由加 ヘア&メイク/薄葉英理(ロッセット) スタイリスト/山田祐子 イラスト/かくたりかこ 取材・原文/蕨 康子