羽田美智子さんが、脳科学のエキスパート黒川伊保子さんとスペシャル対談。
「56歳からが脳の絶頂期!」とお話しする黒川さんが、MyAge世代が「脳のためにこれからやるべきこと」を教えてくださいました。
50歳から「成熟脳」を
手に入れる方法5
04.
足裏磨きは脳磨き。
直感力も研ぎ澄まされます!
羽田さんも始めているという足裏磨き。足の裏を磨くと血中酸素濃度が上がり、毛細血管が活性化することがわかってきました。「人類は二足歩行により、脳の進化を遂げてきました。歩くという行為がもたらす信号が脳への刺激になって小脳が活性化するんですね。小脳は"直感"にも深くかかわっていて、とっさに気の利いたことが言えたり、判断が早くなったり、素早く行動できるようになります」(黒川)。「毛細血管に酸素が行き渡ると、アンチエイジング効果もあると聞きました。"閉経B48"には欠かせないお手入れですね」(羽田)
↑「足の先端にたまった血液が、チリチリと上がってくるのを感じます」と羽田さん。〈羽田さん〉ワンピース¥79,000/三喜商事(ピアッツァ センピオーネ) モチーフ付きネックレス¥129,000・ロングネックレス¥81,000/デペッシュモード恵比寿本店(キョーコ ホンダ ニューヨーク)
使ったのはコレ!
↑黒川さんが絶賛する、お風呂で使用する足裏磨き用ツール。ソフトなブラシの先端には、トルマリン配合の研磨剤が塗布されています。使い方は簡単。バスルームの床などにしっかりと貼り付け、ブラシの上にお湯をかけて、石けんやボディソープをブラシにつけます。イスなどに座り、そのブラシの上に足をのせて前後に動かすだけ。余分な角質が取れ、マッサージ効果で血流も改善。フットグルーマーマニキューレ¥6,648/サンパック
05.
有酸素運動や、普段使わない
筋肉を使った運動を取り入れる
脳の状態を良好に保つには、好奇心と集中力が不可欠。好奇心は"ドーパミン"、集中力は"ノルアドレナリン"というホルモンによって作られ、この二つのホルモンを同時に出す手段が、少し汗ばむくらいの有酸素運動です。「私はもう37年、社交ダンスを習っていて、今やアスリート並みの練習をしています。ハードな運動が苦手な人でも、ぜひ覚えてやってほしいのが、後ろ向き歩きとゴロゴロ体操。後ろ向き歩きは、普段の歩き方では使わない筋肉を使うので、気持ちの切り替えや憂鬱な気持ちから抜け出すのに効果的。ゴロゴロ体操も普段やらない動きなので、繰り返すことで体幹を意識できて効果的ですよ」(黒川)。「道具を使わないから、気軽にできるところがとってもいいですね」(羽田)
↑まずは床に仰向けに寝て、両手を上に伸ばした状態からスタート。そのまま丸太のように、右にゴロゴロゴロ、左にゴロゴロゴロと転がって。反動をつけず、背中を床からゆっくりとはがすようにして体を転がすのがコツ。「子どもに返った気分で取り組めました。これなら毎日続けられそうですね!」(羽田)
↑体は前を向いたまま、後ろに進むように歩く運動。「後ろ向きに歩くだけで、不思議と気持ちがすっきりしますね」(羽田)。〈羽田さん〉トップス¥61,000/三喜商事(ステファノ モルタリ) パンツ¥49,000/三喜商事(ストラネス) ネックレス¥51,000/デペッシュモード恵比寿本店(キョーコ ホンダ ニューヨーク)
黒川伊保子さん
Ihoko Kurokawa
1959年生まれ。人工知能研究者。脳科学コメンテーター。奈良女子大学理学部物理学科卒。富士通ソーシアルサイエンスラボラトリで人工知能の研究開発に従事後、コンサルタント会社勤務、民間研究所勤務などを経て、2003年、感性リサーチを設立。右の著書や『女は覚悟を決めなさい』(ポプラ社)など著書多数
黒田さんの最新刊は、こちら。
「なんだか最近、さえない…」と思ったら、それは脳が疲れているせいかも!? 脳を見つめ続けてきた黒川さんが提案する、〝脳のメンテナンス〞のための生活指南本。
『「ぐずぐず脳」をきっぱり治す!
人生を変える7日間プログラム』
本体¥1,200+税/集英社
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撮影/天日恵美子 ヘア&メイク/稲垣亮弐(マロンブランド)〈羽田さん〉 ヘア&メイク協力/千葉智子(ロッセット) スタイリスト/坂本久仁子〈羽田さん〉 取材・原文/向井真樹