桜の開花とともに、本格的な春を連れてくる暖かな季節が到来し、花粉症はあれども心がウキウキとしてきました。
通勤路の花々を眺めるのは、心も歯ッピーになります。
が、季節の変わり目の春。
寒暖の差で体調を崩したことから、口内環境が悪くなった。
花粉症の影響で鼻炎が悪化して口呼吸になり、口内が乾燥し口臭がする。
唾液が減って歯の色がくすんでるように見える。
などなど、口もとの悩み相談が増えるんです。
そんな時に必ず聞かれる質問が、「先生は何を使ってデンタルケアしてるんですか?」
口もとの悩みは人それぞれです。虫歯になりやすい人もいれば、歯周病に悩む人もいる。
歯に色汚れが付きやすかったり、知覚過敏を起こしやすい人もいる。
複合的なケースも多々ある。
自分の悩みにフォーカスして、歯磨き粉を選ぶのは正しいです。
口内をどのように良くしていきたいかを考えると、目的に応じた最適なモノ選びができます。
目的は、着色汚れを落とすことと歯周病予防
私の場合は、毎日飲む紅茶や、時々嗜む赤ワインの歯への着色汚れを落とすこと、年齢的にも対策が必要な歯周病予防の目的に沿ったものを選んでいます。
自分の歯磨き粉選びのポイントは、低研磨、低発泡性です。
着色汚れを浮かせて除去するポリリン酸配合の歯磨きジェルを選んでます。
あまり泡立ちが良すぎると口内がブクブクになりじっくりと汚れを落とせないのと、研磨剤による歯への負担を考慮。(私の周りの歯科医、歯科衛生士さんもこの選び方をしてる率、高いです)
歯周病予防には、マヌカハニーとプロポリス配合の歯磨き粉を選んでます。
天然の抗菌成分と磨いた後味もナチュラルで刺激がなく柔らかく口内を整えてくれる感じが気に入ってます。
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家族が使っている歯周病予防のデンタルケアグッズは…
我が家は歯科医の家族が同居しています。
どんな歯磨き粉を選んでいるのか、普段は気にしたことがないのですが、今回聞いてみたところ、ど真ん中、歯周病とたたかうタイプの歯磨き粉を選んでいました。
珈琲愛好家の家族は口臭も気になるのか、爽快なミントテイストとフッ素配合の欲張り派でした。
歯周病とたたかうと打ち出しているので、闘うほど歯周病で悩んでいるのかと思い、つい問診してしまいました。が、結果、大丈夫とのことで一安心。
爽快な味が珈琲口臭予防になるようで気に入ってるみたいでした。
もう一つ、選んでいたのは低研磨、低発泡性のコンプリートケア系の歯磨き粉でした。
そんなに悩みがなければ、忙しく働くタイプの人には全てまとめてケアするタイプも良さそうです。
口もとの悩み別、歯磨き粉選びの簡単なポイント
歯磨き粉を選ぶときは、成分表をあらかじめチェックすることにしています。
パッケージの裏側やネットの情報、もしくは歯医者さんに聞いてみるのも得策。
歯の汚れを無理なく落とし、ホワイトニング効果を引き出したいなら、ポリリン酸、ピロリン酸ナトリウム配合などは歯の表面汚れを浮き上がらせる効果を期待できます。
虫歯予防ならフッ素高配合1450ppmの予防効果が高いようです。
歯周病予防は殺菌力に期待し、歯肉の炎症を抑える成分が配合されているものが良いと思います。酢酸トコフェノールやトラネキサム酸配合、大まかですがこの他にも色々あります。
また、矯正装置が入っている口内や歯肉が弱っている場合やインプラントの手術をした方には、殺菌効果の高いグルコン酸クロルヘキシジン配合のコンクールを併用することもオススメします。これは、マウスウオッシュと歯磨きジェルの2つのタイプがあります。
ちなみに、私は疲労が溜まっている時に口内炎が起こりやすいので、このマウスウオッシュを歯磨き後に併用します。
刺激がないマウスウオッシュなので、ドラム式口ゆすぎをしながら口内菌の繫殖を防ぎます。口回りの筋力低下にも良き。
次々と新商品が出る歯磨き粉やデンタルケア製品ですが、歯磨き粉は歯磨きの効果を引き出すためのものです。
ブラッシングが疎かになってしまっては本末転倒。
歯磨きの基本をしっかりと、フロスや歯間ブラシを上手く併用し、自分の悩みの目的に沿ったものを選ぶことで歯ッピーな口もとを構築していけると思います。
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