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【オステオカルシン】「骨ホルモン」のひとつ。体の機能を若く保つ「若返りホルモン」で、肌の潤いを守る働きも!

骨が分泌するホルモンの一種、オステオカルシンは、骨に過重負荷がかかると分泌が促されます。体のさまざまな場所に届いて、若々しさを保つ働きをする注目のホルモンです。化粧品会社ポーラの研究により、潤いが逃げにくい肌へとサポートすることも、新たにわかりました。

ここ数年のコロナ禍の影響などもあり、健康への意識が高まっています。

 

巷にはさまざまな健康情報があふれていますが、そんな中でも特に40代、50代の女性が知っておきたい、気になるキーワードをピックアップして解説します。

 

今回ご紹介するキーワードは、「オステオカルシン」です。

 

骨から分泌される“若返りホルモン”、「オステオカルシン」

オステオカルシンという言葉は、最近、テレビ番組などでも取り上げられていて、耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

 

オステオカルシンとは何かというと、骨から分泌される“骨ホルモン”です。

 

8-1 本 骨ホルモン

イラスト/illust AC

 

 

骨というと、体を支えたり臓器を守ったりする役割だけをイメージしがちですが、実は近年、ホルモンを分泌する「臓器」でもあることがわかってきました。

 

そして、骨から分泌される骨ホルモンのひとつが、オステオカルシンです。

 

このホルモンは、血液を通じて脳や生殖器、筋肉、膵臓などに届けられ、筋力や生殖力、記憶力などを若く保つ作用があることから、“若返りホルモン”とも呼ばれ、注目を集めています。

 

具体的には、以下のような、さまざまな効果があるといわれています。

 

<オステオカルシンのおもな働き>

・認知・記憶機能の改善
・心臓・血管の健康維持
・血糖値の上昇抑制
・肝機能を高めて脂肪肝を防ぐ
・筋肉を増やす
・脂肪の蓄積を抑える
・生殖能力を高める
・栄養素の吸収を促進

 

 

最近の研究で、オステオカルシンには肌にもよい効果のあることが判明!

そんなオステオカルシンですが、最近、肌にもよい効果のあることがわかってきました。

 

ポーラ・オルビスグループの研究・開発・生産を担うポーラ化成工業が、宇宙に着想を得て、 肌と骨の研究を行ったところ、オステオカルシンが皮膚の保湿・バリア機能の形成に重要な役割を果たすことがわかったのです。

 

この研究のきっかけとなったのが、JAXA(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構)が行ったプロジェクト「第2回  宇宙生活と地上生活に共通する課題を解決する生活用品アイデア募集」。

 

宇宙生活と地上生活に共通する課題として、制約のある環境で過ごした宇宙飛行士から、国際宇宙ステーション(ISS)内で「乾燥肌のトラブルを経験した」という声があったからなのだそう。

 

その要因としては、宇宙船内の湿度の低さもありますが、ほかに「微小重力」の影響も無視できないと考えられ、微小重力が体に及ぼす影響の中に、乾燥肌の要因が潜んでいるのではないか?という推測から研究が始まりました。

 

そこで着目されたのが、オステオカルシンです。

8-3 骨ホルモン

 

ポーラが独自の研究により、骨ホルモン「オステオカルシン」は肌の潤いの司令塔であることを発見!

オステオカルシンは、骨に荷重負荷がかかると分泌が促されるのですが、重力や運動の影響に乏しい宇宙では骨への刺激が弱いので、オステオカルシンの分泌量が低下しやすいと考えられます。

 

そこで、地上での日本人女性を対象とした調査や実験により、オステオカルシンの低下が肌に及ぼす影響を調査。

 

その結果、血中のオステオカルシン濃度が高いと、皮膚の潤いを守るバリア機能が高いことがわかり、そのメカニズムを調べると、オステオカルシンは、“バリア機能や潤いに寄与する因子群”の発現を高めていることが判明しました。

 

以下がそのデータです。

 

40代~50代の日本人女性55名を対象に、オステオカルシンの血中濃度と皮膚バリア機能の関係性を検証。

 

すると、オステオカルシンの血中濃度が高いほど、経皮水分蒸散量が低い、つまり皮膚バリア機能が高いことが示唆されました。

 

■ オステオカルシンと角層バリア機能の関係性(地上での試験)

8-4 骨ホルモン

2023 ポーラ化成工業

 

 

そして、そのメカニズムを調べたところ、オステオカルシンは、“バリア機能や潤いに寄与する因子群”の発現を包括的に高めていることが判明したそうです。

 

■ ポーラの研究でわかった、オステオカルシンの肌への働き

8-5 骨ホルモン

2023 ポーラ化成工業

 

 

オステオカルシンの働きは、身体的/精神的ストレスによって妨げられてしまう

 

しかし、オステオカルシンの働きは、身体的/精神的ストレスによって妨げられることもわかったそう。

 

つまり、運動不足などで骨への荷重負荷が減ってしまうことや、精神的ストレスがかかることによって、オステオカルシンの分泌が減ったり働きが抑制されてしまい、肌が乾燥しやすくなり、バリア機能も低下しやすくなってしまうというわけです。

 

 

「骨活」でオステオカルシンの分泌量の維持を

 

さらに、女性は、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減少する更年期以降になると、骨がもろくなりやすく、閉経後は骨粗しょう症になりやすくなるのはご存じの通り。

 

するともちろん、オステオカルシンの分泌も減ってしまいます。

 

加齢とともに肌が乾燥しやすくなるのは、それも要因だったのです。

 

 

これを防ぐためにも、やはり大事なのは「骨活」。

 

ジャンプのような、骨に荷重負荷をかけるような運動を習慣にすることや、カルシウムやその吸収を助けるビタミンD、タンパク質など、骨をつくるのに欠かせない栄養を毎日の食事で補うことが大切です。

 

 

また、ポーラの研究により、オステオカルシンが働きかける、“バリア機能や保湿に寄与する因子群”の発現を高める成分を探したところ、ホホバとクローブの複合エキスにその効果があることがわかりました。

 

この複合エキスは、ストレスホルモン存在下においても、皮膚バリア機能を維持・向上させ、潤いのある肌を実現する効果があるので、期待大ですね!

 

 

──そしてこの研究成果や成分は、2023年秋に誕生する、ポーラの新スキンケアブランド「COSMOLOGY(コスモロジー)」のコスメに取り入れられているそう。

 

第1弾の新製品は「コスモロジー スペースクルーキット」で、2023年10月1日に発売予定。

「クレンジングウォッシュ」と「ローションクリーム」の2品が入った、簡単2ステップのスキンケアセットです。

 

宇宙や地球の過酷な環境下でも豊かな時間を届ける、宇宙発想のスキンケアブランドとして、JAXAが採用。

「コスモロジー スペースクルーキット」は、国際宇宙ステーション(ISS)搭載が決定し、2024年頃の油井亀美也宇宙飛行士のISS長期滞在の際に搭載される予定です。

 

 

骨から分泌されるホルモン、オステオカルシンの効果が低下してきてしまう、40代、50代の更年期世代にとっても、うれしいニュースですね!

 

 

──体のさまざまな機能を健康に、若々しく保つサポートをする“若返りホルモン”としても注目したい!

 

年齢が進んでも、更年期世代になっても、ダメージに負けない、潤いのある美肌でい続けたい!

 

そんな私たちの願望をかなえてくれる、重要なホルモンのひとつ。

 

今日から骨活に取り組んで、“若返りホルモン”、オステオカルシンの分泌の維持を目指しましょう。

 

 

取材・文/和田美穂 取材協力、商品写真・資料提供/ポーラ

 

 

ポーラ 「COSMOLOGY(コスモロジー) スペースクルーキット」 公式サイト

 

 

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