ちょっとした習慣でむくみ知らずの脚に!
1日1度は足裏刺激
「脚やせ」というと、太ももやふくらはぎなどの“脚”ばかりを意識しがちですが、実はしなやかな美しい脚を実現するためには、体の土台である“足”のケアが大切です。「心臓から最も遠い場所にあるので、老廃物がたまりやすいところ。1日1度はツボ刺激やマッサージで、足裏の筋肉を緩め、リンパの流れを促して、いたわってあげましょう」
床か椅子に座り、片脚を曲げて反対側の膝の上にのせます。片手で足の甲を支え、もう片方の手の中指の第二関節で、足裏にある「湧泉」のツボ(足指を曲げたときに、いちばんへこむ所)を押します
「湧泉」の位置から、かかとに向かって指を滑らせ、土踏まずとかかとの間、盛り上がりはじめたあたりをプッシュ。少し位置をずらして、足裏に3本線を描くように刺激し、老廃物を排出します
つま先立ちは締まった脚をつくる
美しい脚をつくる最大の秘訣…久 優子さんの推薦は、「時々はハイヒールを履くこと」です。とはいえ、慣れないハイヒールはちょっとハードルが高い、という人も少なくないでしょう。「そんな人は、家の中を時々、つま先立ちで歩くだけでもOK! ふくらはぎの筋肉が心地よく緊張して、これがとてもよい筋トレになります」
家事の合間などの、ちょっとした移動をつま先立ちで歩いてみましょう。通常よりも、ふくらはぎの筋肉に負荷がかかり、姿勢もよくなり、太ももやお尻も引き締まります
久 優子さんは、日頃からハイヒールの靴で生活しているそう。「たまにはハイヒールを履くと、脚も気持ちも引き締まりますよ!」
足指の間もきちんと拭く
お風呂上がりの足…、水気をバスマットでざっと取って終わりにしていませんか? 「足の指の間に水分が残ると雑菌が繁殖する原因に。特に冬場には、こうしたところから冷えはやってきます。タオルを指と指の間に入れて、しっかりと水気を取る習慣を。そして、ボディクリームをかかと→足裏→足指の間にも塗り、しっかり保湿も忘れずに!」
1974年生まれ。ボディメンテナンスサロン「美 Conscious 〜カラダ職人〜」代表。脚のパーツモデルを経て、ホリスティック医学の第一人者である帯津良一医師に師事。予防医学健康美協会、日本リンパセラピスト協会、日本痩身医学協会で認定を受け、講師としても活躍。著書多数
撮影/塩谷哲平 スタイリスト/鈴木由里香 監修・モデル/久 優子 構成・原文/山村浩子