眠りにも美容にも◎。
整顔バリで副交感神経を優位に
「もともと美容ライターをしていましたが、父親が認知症を発症したのをきっかけに、予防や症状緩和になるものはないかと調べて、たどり着いたのが顔へのリフレクソロジーです。その後、鍼灸師の資格も取り、『整顔バリ』を使用する独自のメソッドを完成させました。
顔には副交感神経を優位にさせ、自律神経を整えるツボが多くあります。サロンで施術を重ねるうちに、不眠やうつ症状の改善に効果のあるポイントを発見しました。(下の)イラストで紹介している快眠のためのツボは、自分でも刺激できるので、ぜひ試してみてください。
加えて、不眠で悩む方たちにおすすめしているのが、食物繊維が多い大根を食べることです。セロトニンは腸内で多く作られるので、腸内環境を整えることは重要。また、布のアイマスクを着用して、自律神経とかかわりの深い目のまわりを温めるのも快眠に効果的です」
●実践していること
- ・ツボ(印堂<いんどう>、額中<がくちゅう>、神庭<しんてい>)と5本ラインへの刺激
- ・腸活のため、食事に大根を取り入れる
- ・夜はキャンドルの炎の明かりで入浴
- ・入浴は38〜40℃の湯に15〜20分つかる
- ・アイマスクで目を温める
奈部川貴子さんが開発した整顔バリ「KAOYOMI」。
1 フェイスラインや目のまわりを刺激しやすい二股タイプ。
2 頭皮の刺激にも最適なコーム状タイプ。
3 刺激したいツボをピンポイントで押せる鉛筆のような形状。先が丸いので痛みはナシ。
各¥4,400・3本セット¥9,900/KAOYOMIサロン。詳しい使い方はHPで
自律神経の乱れを整えるツボとツボを結ぶ5本のラインを、小刻みに動かしながら20秒ずつ刺激。整顔バリがない場合は曲げた指の第二関節で
下から、不安を鎮める「印堂」、自律神経を整える「額中」、不眠の特効ツボ「神庭」。専用スティックで15秒プッシュ。巻きの硬い綿棒でも代用できます
奈部川貴子さん
鍼灸師。美容アナリスト。KAOYOMIサロン代表
構成・原文/高田あさこ