「春 はあけぼの。
やうやう白くなりゆく山ぎは、少し明りて、
紫だちたる雲 の細くたなびきたる。」
春は夜明けがいい感じ。
だんだん白くなる山際が少し明るくなり、
紫の雲がたなびいているのがよい。
と、清少納言はうたっています。
そうです、春ですね。
よい氣候になります、氣もちよい朝、早く起きて
「朝活」始めたいと思うわたしです。
私の漢方カウンセリングルームでは
春は更年期症状のご相談が多くなってきます。
なんかイライラする
夫がそばを歩いただけでもイラっとする
子供が帰ってくるとイライラする
上司にイライラ
部下にイライラ
自分にイライラ
更年期だから仕方ない?
いやいや大丈夫。
春だから、ね。
春は発情
春は生まれる
春は芽吹く
春ははじまり
春は張る
氣が張る
「発情」=情が発する、 感情が表に出やすくなる、
ゆえにイライラしやすくなる ということなのです。
春は漢方で「肝(かん)」の季節っていいます。
肝臓の肝だけとって、
「肝」
肝臓は臓器のみを示しますが、
「肝」はもう少し広い意味の働きを示します。
「肝」のはたらき、
それは、目の疲れをとることや
胆汁を出すことで消化を助けること、
深い眠りをうながすこと、
アレルギーを防ぐこと、
ストレスを解消すること、
肩こりをやわらげること
「肝」がよく働いてくれていれば
イライラしなくてすむのだけど、
春は「肝」に熱がたまりやすくなる。
それは、みんながそうなりやすい。
冬の間にためたものを燃やし
外に出そうと
動きだすから
だから熱がたまるのです。
イライラしたら
とりあえず、春のせいにして。
そして早めに
漢方薬を飲みましょう
イライラにオススメ漢方薬
「加味逍遙散(かみしょうようさん)」
**生理前のイライラにも、
落ち込みにも、生理不順にも。
「柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」
**血圧高めにも、のぼせにも。
「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」
**速攻性あり。不眠、パニックにも。
など
漢方薬は長ーく飲まないと効かないと思っている方がまだ多いけれど、
風邪や鼻炎、不眠、イライラも
早ければ30分~1時間で効き目を実感。
これは<即効漢方>。
あなたの人生を、支える
底力をつける、更年期障害や
病氣を防ぐための漢方、
それは<じっくり漢方>。
漢方薬には2種類あることを
覚えていて欲しいです。
どうぞ漢方を味方に
これからくる春本番を満喫してください。
漢方カウンセリングルームKaon
http://kampokaon.com