閉経前後の、花粉の時期のスキンケア
閉経の前後は、アレルギーが出やすい時期でもあります。
女性ホルモンは子宮卵巣乳房以外にも、女性の健康を守っています。
その代表に、肌と粘膜、そして免疫力があります。
女性ホルモンが減ってくると、全身が乾きます。
そして治っていたアトピーが出たり、喘息が起きたり、
花粉症が始まったりと起こることは人それぞれですが、
免疫力の低下がいろいろな不調を連れてきます。
今日は閉経前後の、花粉症時期対策のスキンケアについて書きました。
花粉症のみならず、敏感な時期にも参考になさってくだいね。
写真は、ヴェレダの発表会で、知り合いの編集さんと。
新発売のザクロオイル、「売れそうね!」
・家に帰ったらすぐに顔を洗う
一刻も早く顔についた花粉やほこりを落として、肌を楽にしてあげましょう。
えっと驚くかもしれませんが、クレンジングもせずに、
いきなり、じゃぶじゃぶとぬるま湯で、お顔を洗います。
濡らして絞ったタオルで、お顔の水気を抑えます。
洗面所にいつも小さなタオルがあると便利ですよ。
タオルが面倒だったら、ペーパータオルでもいいですよ。
清潔な花粉がついてないものを、いつも使うことが大事です。
クレンジングやアイメイクはこの後で、落とします。
・目元メイクはこう落とす−単なるオイルが役に立つ
一刻も早く花粉を落としたら、あとはゆっくりメイク落としのスタートです。
荒れている時、肌が危うい時は、私は、アイメイク専用のメイクアップリムーバー、
いわゆるアイメイクアップリムーバーをオススメしません。
アイメイクアップリムーバーには濃いアイメイクを落とすために、
強い界面活性剤を使っていることがあるからです。
私は、水コットンとシンプルな美容オイルや
オイル美容液を使ってアイメイクを落とします。
まずは、コットン(シンプルな加工してないものがおすすめ)を水で濡らしてから、
軽く絞ったところに、美容オイルやオイル美容液をたっぷりと含ませます。
ホホバやアルガン、椿オイルなどプレーンでシンプルなオイルがオススメですが、
いつもお使いのオイル美容液を流用しても良いと思います。
水とオイルで湿ったコットンを、目の上に優しくハンコを押すようにぽんぽんとなじませます。
アイシャドウやアイラインが、オイルに溶けてコットンについてきます。
最後に、きれいな部分で、そうっと残った汚れをふきとります。
あくまでそうっと。
洗浄剤が入っていないので、目に沁みても入っても、そんなに神経質になることはありません。
目にも安心です。
・「泡洗顔をやめるだけ!」角質を残す洗顔法
目元が終わったら、次はクレンジング。
私は、泡洗顔をしない派です。ダブル洗顔もしない派です。
石鹸はさっぱりしますし、オイルクレンジングはメイクがさっとよく落ちますが、
この時期は、さっぱりさせないで、潤いを残したい。
それなら断然、良質なミルククレンジングでの1回洗いがおすすめです。
肌を鎮める効果のある植物がありますので、
クレンジング剤もそのような植物が配合されたものを選ぶようにしています。
クレンジングミルクの量は、たっぷり目にとり、
くるくると優しく、あくまで優しくメイクをなじませます。
あとはじゃぶじゃぶとよくゆすいで、濡らして絞ったタオルで水気をおさえます。
*洗った後のヌルヌルが気になるようでしたら、もう一度洗いながして、濡らして絞ったタオルでおさえます*
よいクレンジングはたくさんありますが、この時期オススメの2品から。
フランスのオーガニックコスメ、フィッツのクレンジング(右)
そしてドイツのオーガニック、ヴェリマのクレンジング(左)
・染みるなら化粧水は使わない
荒れている時に、一番違和感を感じるのが化粧水です。
水ものが、荒れた角質を刺激するのですね。
そんな時は、無理に化粧水を使わなくて良いと思います。
もちろん、優しいタイプのものや敏感肌用に選び直しても良いと思います。
合わないものを無理に使わないということが大事です。
・オイルをブースターに役立てて
水も染みる時期、化粧水を和らげるためにオイルをブースター役に使うのも一手です。
2、3滴を手にとって洗顔後の肌になじませます。
オイル後に化粧水を使ってもいいですし、
化粧水を省いて、次の美容液やクリームを塗ってもいいでしょう。
オイルやオイル美容液もよいものがたくさんありますが、
荒れている時にふさわしい、鎮静効果のあるものを選んでみました。
新発売のヴェレダのざくろのオイル(写真右)バリアと再生力が自慢。
ネイチャーズフォーのセバムオイル(写真左)は、
椿オイルやアルガンで優しく肌を守ります。
ヴェレダは3月18日に発売になります。
・クリームをしっかり塗ろう
クリームはべたつくから嫌!なんて言わないで。
こんな時は、花粉や異物からしっかり塗ったクリームが守ってくれます。
少し多めにとって、手の平の温かさで丁寧に馴染ませるのがポイント。
写真は、フランスの薬局でも大人気のコンダンセパリの敏感肌用のクリーム。
よいですよ!
・バームをべったり守って
あまりに荒れがひどい時、乾きがひどい時は、
化粧水もクリームも塗らないで、
ただただバームに頼ってしまいましょう。
べったりしたバームを指先で丁寧になじませて。
写真は、ママバターの100%シアバター。
そのまんまのシンプルなものですが、
やはりいざという時は混ぜ物がないというのが安心につながりますね。
・最後に、花粉対策には、体を温めること
かつて女性専用の漢方薬局をやっていた時期がありました。
お店を開いた年だったと思います。
その年は、いつにも増して花粉症で肌を荒らして来る人が多かった年でした。
その、花粉症で来た人たちを見ていたらあることがわかりました。
皆さん、とても冷えているのです。
室内に入ったら暑いほどなのに、着てきた毛皮が脱げなくて、ガタガタ震えていたり、
手を触ったら氷のように冷たかったり・・・。
万病は冷えからと言いますが、お風呂に入る、軽い運動を欠かさない、
体を冷やすものを食べないなど、体を温めるように念がけて。
お腹、胃腸も冷やさないでくださいね。
胃腸の丈夫は、即、免疫に直結していますから!