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子宮筋腫手術の主流となった「腹腔鏡下手術」のメリットとデメリット

40~50代の5割以上が抱えているといわれる「子宮筋腫」。主な4つの手術法の中から、現在の主流である「腹腔鏡下手術」について、メリットだけでなくデメリットも、専門医の明樂重夫先生に伺いました。

腹腔鏡下手術とは、開腹せず、お腹に小さな穴をあけて行う手術。子宮筋腫だけの摘出にも全摘にも使われますが、実施している医療機関、できる医師の数はまだ多くないのが現実。

 

 

今や主流! 体への負担が少ない
腹腔鏡下手術

お腹に3~4カ所の小さな穴をあけ、腹腔鏡(カメラ)やメスなどの器具を挿入。お腹の中をモニター画面で見ながら行います

腹腔鏡下手術/イラスト

 

メリット

  • ●術後の痛みが少ない
  • ●お腹の傷あとが小さい
  • ●入院期間が短く、早期の社会復帰が可能

お腹の傷あと/イラスト

器具を入れる穴をあけるだけなので、翌日から歩くことができ、傷あとも残りにくい

 

デメリット

  • ●医療機関がやや限られる
  • ●子宮筋腫の種類や大きさなど、適用条件が限られる
  • ●開腹手術に比べて手術時間が長いことが多い
  • ●出血など予想外の事態が起きた場合は、開腹になることも

 

 

日本産科婦人科内視鏡学会サイトで、各県の腹腔鏡認定医を探せます。
■日本産科婦人科内視鏡学会HPはこちら

■日本産科婦人科内視鏡学会認定研修施設一覧(pdf)

■日本産科婦人科内視鏡学会認定腹腔鏡・子宮鏡技術認定医一覧

 

 

【教えていただいた方】

明樂重夫(あきらしげお)
明樂重夫(あきらしげお)さん
明理会東京大和病院院長
公式サイトを見る

日本産科婦人科学会産婦人科専門医、日本生殖医学会生殖医療指導医。日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、日本女性医学学会女性ヘルスケア専門医。女性医療や女性ヘルスケア領域の確立に尽力

 

 

イラスト/内藤しなこ 構成・原文/蓮見則子

 

 

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