こんにちは。スピッツの新曲のタイトルで初めて「鰭(ひれ)」という漢字を知った、ライブ大好き編集者のすぎです。魚へんの漢字って奥が深いですね~。
さて、今回は2月18、19日に行われたBUMP OF CHICKENマリンメッセ福岡公演のお話です。
バンド結成27周年の記念日にあたる2月11日からスタートした今回のツアー『BUMP OF CHICKEN TOUR 2023 be there』は、5月28日のさいたまスーパーアリーナまで全11都市20公演。
日程的に6月1日発売予定のMyAgeを作るのに忙しい時期と重なっている上に、行きたかった徳島や札幌が平日だったため、いつもの私に比べたらかなり控えめにチケットを購入し(それでも4本。笑)、早めに福岡まで行ってきました。
空港も飛行機の中もバンプのグッズを身に着けた同好の士だらけで、とても温かい気持ちになりました。意外だったのは、ソロ活男子も結構大勢いたこと。「推し旅」って、かなりポピュラーな趣味になっているんですね。
そういえば話はちょっとズレますが、新幹線で実家に帰ったとき、名古屋に着いたらその車両にいた人ほぼ全員が降りるぐらいの勢いで、あきらかにいつもと様子が違っていたことがありました。少し年配のご夫婦もいれば若者もいて共通項が見えず、お仕事的な感じもなく・・。
気になって調べたら、ナゴヤドームで桑田佳祐さんのソロライブがある日でした。なるほど~、国民的アーティストってこういうことか~と思った次第です。
すみません、マリンメッセ福岡に戻ります。
博多港の中央埠頭にあって、港越しに見える博多ポートタワーやベイサイドプレイスの風景もいい感じ。
会場の前にはデザインの違う2台のツアートラックやら
色の変わるネオンサインやら
フォトスポットがいっぱい。
バンド名のネオンサインは会場ごとに設置される場所の背景が違うので、その日の思い出として、毎回撮りたくなってしまいます。
ネタバレ注意!
前にバンプの話を書いた時に、曲名も何も書かないと、やっぱりよくわからないなぁと思ったので、少しだけ書いてしまいます。
これから見にいく予定で、何も知りたくない方は、申し訳ないのですが最後のランチの話まですっ飛ばしてください。
アリーナクラスのライブで、花道やセンターステージがあるのは今やそれほど珍しくもないのですが、ステージ袖からメンバーが登場して花道を歩き、1曲目がセンターステージから始まる演出には驚きました。
マスク越しではあるけれど声出しOKとなった初のライブツアーということもあり、観客もメンバーも本当に嬉しそう!
声出し解禁を予測していたのか祈っていたのか、観客に歌わせたり掛け合いのある歌が多く選ばれていたように思います。
『天体観測』の「オーイェー アハーン」はもちろん、『新世界』のサビ部分「ベイビーアイラブユーだぜ」を、ボーカルの藤原君がさまざまな声と歌い方で披露しては、みんなに歌わせてみたり。
朝ドラ『おかえりモネ』(‘21)の主題歌『なないろ』や、劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』(‘22)の主題歌『クロノスタシス』、アニメ『SPY×FAMILY』(‘22)のオープニングテーマ曲『SOUVENIR』といった最近の曲と、ライブでの定番曲、そして久しぶりに聴く昔の曲などなど、絶妙なミックス具合のセットリスト。
本編17曲、アンコール2曲のうち、2日とも演奏されたのはわずか9曲。あぁ、2日とも行けて良かった~。
それぞれに好きな曲が散りばめられているので、どちらが良いとは言えないのですが、聴けて一番嬉しかったのは2日目の『魔法の料理 ~君から君へ~』です。
藤原君が30歳直前に書いたというこの曲は、大人になった自分が子供の頃の自分に語りかけるという内容で、ほぼ実話なんだとか。「俺だけのうた」のつもりがNHKの『みんなのうた』(‘10)になったことに非常に驚いたそうです。
優しくてかわいらしいイメージだったのが、今の藤原君の歌唱力によって実に堂々とした力強い歌になっていました。
こちらは、例によって終演後だけ撮影OKの会場の写真。初日は正面ど真ん中・最後列の席だったので、会場全体の写真が綺麗に撮れました。
2日目はアリーナのPA(音響席)横ぐらいで、メンバーがセンターステージに来たときは、かなり近くで見られて感動しました。
2日目終演後のネオンサイン。
初日は小雨が降っていて嫌だなぁと思っていたのですが、濡れた地面に映る光がとてもきれいで、何事も悪いことばかりじゃないですね。
ネタバレ終わり!
福岡でのランチは、ミスチル遠征のときに行っておいしかった「広東料理 かたおか」さんに行きたかったのですが、日曜もライブ翌日の月曜も満席で断念。再度、勝手に信頼している福岡のブロガーさんが行った店で検索し、見つけたのがこちらの「Ristorante fanfare」です。
地下鉄の赤坂駅から徒歩3分。中心街の天神からも歩けるというとても便利な場所にあって、私が注文した2500円のランチは11時30分~13時か13時30分~15時の2部制。ホームページから予約できます。
広めのオープンキッチンを囲むカウンター席と、テーブル席もいくつか。月曜日だったにも関わらず、お客さんでいっぱいでした。
スタッフの人数も多く、テキパキと料理が盛り付けられていくようすなど、見ていてとても楽しかったです。
牛すじと早生キャベツと麦のミネストラ。自家製酵母パンも本当においしい!
3種類から選べるパスタは、トレッチェ カンパチとロメインレタスを選択。トレッチェというのは、ソースがからみやすいツイストしたショートパスタの名前のようです。
魚か肉を選べるメインは、仔羊のポルペットーネ(ハンバーグのようなもの)。
焼き蜜柑とチョコレートのクロスタータ(イタリアのタルト)。
そしてコーヒー。
地元九州の厳選素材を、フィレンツェで培った伝統技法を使って調理するのがお店のコンセプトだそう。
おいしくてボリューム満点、至福のランチとなりました。