今、真木あかりさんが最も話したい3人とのオンライン対談イベント!
先日、ルポを公開した真木あかりさんと鏡リュウジ先生による書泉グランデさんでのリアルイベント(記事はこちらからどうぞ→前編・後編)は2記事ともランキングでDaily1位に。たくさんの方に読んでいただきありがとうございました!
その興奮も冷めやらぬなか、今度は占いを学びたい方々が集まるオンラインスクールURANAI ACADEMYさんのプラットフォームをお借りし、『「ツイてない」「もう無理」に効く占いと技術 ~不運の救急箱~』(通称 #不運本)初となるオンラインイベントを行うことに。ゲストには真木さんが今、最も話を聞きたい方々が集結しました。
占い界からは、真木さんの#不運本 執筆に様々なご協力をいただき、真木さん制作のサブテキスト『林檎と檸檬』にも寄稿されたアイビー茜先生。#不運本の第2章「不運脳から脱出する」に掲載された名言をくださり、新刊エッセイ集『この味もいつかまた恋しくなる』でも運・不運名言を連発されている作家、燃え殻さん。真木さんが著書を愛読、占いと組織開発には共通点も多い、と関心をお持ちの組織開発専門家の勅使川原真衣さんという豪華な面々。30分×3本立ての贅沢な対談イベントとなりました。
イベント実施は七夕の夜でしたが、現在は絶賛アーカイブ配信中(ご視聴申し込みはこちら。無料です)なので、その内容をダイジェストでご紹介。笑いあり涙ありな真木さんのほっこり癒しのホストぶりは、お休み前の癒しのひとときにもぴったり。ご興味もたれた方は気になるパートだけでもぜひご覧になっていただければ嬉しいです!

(左)真木あかりさん プロフィール:占い師。学習院大学卒業後、フリーライターなどを経て占いの道に。モットーは「占いを使って、自分の人生を能動的に生きる」。主な著書に『タロットであの人の気持ちがわかる本』(説話社)、『真木あかりの超実践 星占い入門』、『シンプル四柱推命 最強の人生をプランニングできる』(ともに主婦の友社)、『金運星占い』(KADOKAWA)等。他、女性誌やウェブメディアでの連載、アプリ監修などを手掛ける。
(イベント登場順に)
アイビー茜さん プロフィール:占い師。7歳の時に絵画教室でタロットの存在に触れたことをきっかけに占いの世界へ。24歳でプロ占い師へ。宿曜27宿を現代版にリデザインした『アイビー茜のルナモンスター占い』(扶桑社)を発表。近年はインド占星術をはじめ新しい術での鑑定スタイルを確立。女性誌執筆やコスメ監修のほか、2025年に「あまらしき株式会社」を設立しオンライン館「天則の占い館-Maison de Rita-」館主。https://ivy-akane.com/
燃え殻さん プロフィール:作家 。 2017年『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮文庫)で小説家デビュー、エッセイ集『すべて忘れてしまうから』(新潮文庫)はドラマ化され、映像化、舞台化が相次ぐ。初の長編エッセイ『この味もまたいつか恋しくなる』(主婦と生活社)を今年4月に刊行。http://moegara.com/
勅使川原真衣さん プロフィール:組織開発専門家。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。外資コンサルティングファーム勤務を経て、2017年に組織開発を専門とする「おのみず株式会社」設立。企業・医療・教育機関を支援。著書に『「能力」の生きづらさをほぐす』(どく社)『働くということ 「能力主義」を超えて』(集英社新書)『職場で傷つく ~リーダーのための「傷つき」から始める組織開発』『格差の“格”ってなんですか? 無自覚な能力主義と特権性』(ともに朝日新聞出版 )ほか。二児の母、2020年から乳ガン闘病中。
「空亡の2年間が本来の自分。あとの10年はうまくいきすぎた、くらいでいるのが気が楽」(アイビー茜)
真木さんの不運本執筆の大きな後押しとなった占い師の先生方による伝説のスペース、通称「不運スペース」に参加。真木さんが不運本のサブテキストとして制作したZINE『林檎と檸檬』への「生まれ持った不運」についての寄稿も反響を呼んでいる占い師、アイビー茜さん。先日はご自身の過去生記憶をベースにして創作を加えた小説『ラサフラメナ』をnoteで公開、活躍の場を広げています。
そんな敬愛するアイビー茜さんとのトークテーマに、真木さんが選んだのはズバリ「不運の対処法について」。今からすぐできる技術を伺いました。詳しくは対談アーカイブ映像を見ていただくとして以下、私のメモよりどうぞ。

・四柱推命では12年間に2年間空亡がめぐってくる(真木<以下真>))
・鑑定の依頼段階で「天中殺がきます。空亡なんです」と怖がっている人多数(アイビー <以下ア>)
・自身は空亡(辰巳空亡)の2年目。自分の在り方に迷うようなところがある(真)
・空亡は、普段なら絶対されないときに順番抜かしされるような時。2020-21年の自分の空亡時は車の事故など外向きのトラブル続きだった(ア)
・前回の空亡時には大学に編入して心理学を勉強。空亡時に学んだことはその後めちゃくちゃ訳立つ。おかげでその後、学費の3倍は稼いだ(真)
・空亡時はいつもなら好きにならない人を好きなりがち(確かに恋に落ちやすい!by真木)(ア)
・天王星と土星のハーフリターン(30代後半から40代前半)はしんどかった。覚悟していても来るものは来る(真)
・不運本のなかの天王星リターンの表現「急にどうした」(P109)が好き(ア)

・空亡のときにあえてチャレンジする人もいるけれど自分の力量を見極めて(真)
・自分の力を過信しない。むしろ空亡の2年が本来の自分であとの10年はうまくいきすぎた、くらいが気が楽(ア)
・「不調こそわが実力」、雀鬼(桜井章一先生)の言葉ですね(真)
・不運だなと行き詰った時は感謝する対象=人や物事を見えるようにする。SNSではなく秘密ノートなどを作って書く。よく撮れた過去の写真などを眺める(笑)(ア)
記事が続きます
「すべて慣れです。これは昔の傷と一緒だと思うと乗り越えられたりする」(燃え殻)
燃え殻さんが画面いっぱいに登場されると思わず「はぁ~、ファンです……」と心の声が漏れた真木さん。燃え殻さんのデビュー作『僕たちはみんな大人になれなかった』からずっと著作を読んでいるとのことで、SNSやメールベースでは交流のあったお二人ですが、オンラインとはいえ対面の会話は初!
燃え殻さんの含蓄に富んだお話はもちろん、ファンならではの高揚感と緊張感でいっぱいのキュートな真木さんの様子もぜひ映像でお楽しみください(笑)

・『この味もいつかまた恋しくなる』を拝読して、いろいろな味を思い出した。涙とか汗とかが滲んだような味を(真)
・今年52歳になって、いろいろ鈍感に。不幸も昔のあれに似てる、と思うと落ち込まなくなってきてごはんも食べられるように(燃え殻<以下燃>)
・焦ってばっかりで早くあれしなきゃ、寿命きちゃう……と思ってました(真)
・30代の頃のほうが怖かった。50代くらいになると「まぁしょうがないな」が枕言葉に。したいことよりできることをし始める。選択肢が無限にないほうが自分はやりやすかったんだなと(燃)

・アウトプットを続けるには、ルーティンを乱す必要性。朝、起きたときには思ってもいなかったことを日常の中に取り入れて日常を攪拌していく。打ち合わせ後に急に新幹線に乗っちゃったり。一昨日まで諏訪湖に行ってました(燃)
・諏訪湖のことは書かないけれど、散歩していて思い浮かべたことなどが直接じゃなくても跳ね返って何かにつながったりする(燃)
・不運本にも掲載させていただいた燃え殻さんの言葉「開き直ってからがスタート」(P33)を念仏のように唱えています(真)
・大槻ケンヂさんが作家になって初の対談相手。お客さんのいるイベントで大緊張の中、言われた言葉(※内容はアーカイブを!)が心の救いに(燃)
・俺はロマーリオよりドリブルがうまいんだ、聖闘士星矢はうちのお父さんが描いているんだ、って。ネットがない高校生時代は長生きするウソがあった。今や知らない人から打ち消されるリプライが飛んでくる時代だけれど。双方向より本を読む時間とかラジオを聴く時間とか、自分とだけ対話する時間が必要じゃないかな。(燃)
・行き詰ったときに自分が書いた27年分の手帳を無作為に引っ張り出して読むと自己啓発本より効く(燃)
「『置かれた場所で咲きなさい』ではなく咲ける場所を探せばいい」(勅使川原真衣)
最後のお相手は現在、今の社会が抱える様々な問題を組織専門家の立場から物申し、対談や執筆のオファーが引きも切らない勅使川原真衣さん。真木さんが話したいテーマは、まさに不運の本丸、「仕事で遭遇する不運とその対処法」。「これって私が悪いの?」「運の問題なの?」など、個人の努力で解決できるものばかりではない不運の構造についてお伺いしたいと臨みました。

・『格差の“格”ってなんですか?』はドキッとするタイトル。『職場で傷つく』は氷河期世代、77年生まれの私があの頃に読ませたい本No.1です(真)
・組織開発専門家は 占いにひきつけた言い方をすると「人の言動パターンをよく把握する」仕事。それを知ったうえで人の相性を見て組織を調整していく。たまに占い師みたいですね、と言われることも。勝手にシンパシーを感じている(勅使川原<以下勅>)
・『格差の“格”ってなんですか?』にギャッと思って本を取り落とした。どうしても成長をめざしましょう、的な記事を書きがちなかで、自分が読むべき本だと思った(真)
・私が扱っている不運は相性の話だったり、一元的な正しさ=能力主義にしばられた状態。能力主義は能力の高い低いでもらい(配分)を分けていく虚構的な概念。社会構造が問題を抱えている場合もあるんじゃないかと伝えたい(勅)
・がんばればどうにかなる、と思っていた自己責任論が骨の髄まで染みついた氷河期世代。今をなんとかやり過ごしているうちにここまで来てしまった。自分はたまたま体力があって運にも恵まれた。でもそうじゃない人もいる(真)
・好き好んで選んできた人生ばかりじゃないから、力のある人にどんな形で自然に刷り込まれたのかを余力のある者(今は私だと思っている)ができるだけ客観的に解き明かして伝えていく。まずは気づいてもらうことが大切(勅)

・占い師さんがすごいのは不運の時期がわかること。時期がわかっていたら備えられるのがすごい、かなわないなぁと(勅)
・ちょっと前までは「この時期を耐えればよくなるんですよね」という人が多かったのが最近は「じゃあどうしていこうか」と考える人が増えてきた(真)
・占いは好きなんですが、付き合い方がわかっていなかった(勅)
・占いは「信じる」のではなく「使う」のがいいですよと言っている。「信じる」とその物語に飲み込まれてしまうけれど「使う」と行動を起こす=運が動いていく。運は運ぶ、と書きますから(真)
・氷河期、Z世代…、世代間で仕事に求めるもの、濃度の違いはある。組織開発の現場ではそれを出し合うような場所を作ることをよくしている(勅)
・存在そのものををないがしろにされる必要はまったくない。ここにいちゃいけないと思わされるような状態が続くようなら、「置かれた場所で咲きなさい」ではなく咲ける場所を探せばいい(真木さん涙)(勅)
記事が続きます直接の対話でしか得られない共感、気づき。ぜひ公開中のアーカイブをご覧ください!

そんな感じで、笑って泣いて、話が弾んだ120分弱。イベントの内容を駆け足でご紹介しましたが、ゲストのみなさんそれぞれとお互いの言葉に共感したり、あっと気づかされたり、まだまだ受け取っていただきたい言葉がたくさんあります。
#不運本は一応、占い本として分類される本ではありますが、内からも外からもいろいろな方向から見ることであらためて、真木さんの思いを詰め込んだ本になったなぁと実感する時間でした。少しでも興味を持ってくださった方は、以下のリンクからURANAI ACADEMYさんのLINEを経由してお申込みいただければ無料でアーカイブを視聴することができます。
https://lstep.app/iUBMbR2(URANAI ACADEMYさんのLINEが開きます。視聴はyoutube)
#不運本と併せて、多くの方にお楽しみいただけば幸いです!
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