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【定年女子のチャットGPT】チャットGPTに川柳を作らせてみた

マドレーヌ

マドレーヌ

定年女子。主に雑誌「LEE」、サイト「OurAge」などで38年間、会社員編集者を続け2021年春に定年。現在はサイト「OurAge」とムック「MyAge」で週3ワーク中。冷え性で365日ソックス着用。アイスクリームは25年以上食べていません。趣味はガーデニング、サッカー観戦、筋膜リリース、コロナ禍にはじめたジョギング。若い頃はパリかぶれで、ペンネームはフランスの絵本の主人公から。

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連載の原稿書きで楽をしようと、話題のチャットGPTに川柳を作らせてみた私。チャットGPTと私の、かみ合わないやりとりが続き…その結果、生成された川柳には、ある意外なワードが使われていたのでした。

チャットGPTとガンマ-GTPは紛らわしい!?

 

みなさんは話題の対話型AI、チャットGPTを、もうお試しでしょうか?

 

ちなみに私、チャットGPTのアルファベット部分を、毎回のように「GTP」と打ち間違えます…。

というのも、チャットGPTは、ガンマ-GTPと似ているんですよ。

 

ガンマ-GTPは、50代以上が健康診断で気にしがちな肝臓の数値ですね。アルコールの飲みすぎや、太りすぎを医師に注意されるやつです。

気にしはじめて数年。やっとガンマ-GTPをスラスラ言えるようになったのに、今度はチャットGPTかい、と途方に暮れる定年女子60代…。今回を機にチャットGPTは単語登録しましたよ、はい。

 

 

さて、気を取り直しまして。

毎日のように、テレビやネットでチャットGPTの話題が取り上げられていますよね。

TVの生放送で実際にチャットGPTにあれこれ質問や文章生成依頼をすると、たった数秒で、結構立派な回答が出てくるのを見て、何度も驚きました。

 

興味はある。でも、私が仕事で使うのは問題がありそう…と遠巻きに見ておりました。

 

そんな4月の中旬、この連載の前回分を書いているときに、ふと思いつきました! 毎回、連載の最後を「定年女子あるある(かもしれない)川柳」で締めることに(図らずも)決めてしまった私。そのせいで毎回苦しんでおります、とほほ。

この川柳だったら、仕事といえば仕事だけれど、ほぼお遊び!? ちょうど、しっくりくる川柳が思い浮かばずウンウンうなっておりましたので、話題のチャットGPTに聞いてみよう、とひらめいたのです。そこでいい川柳ができたら、次から毎回作ってもらって楽しよう、なんてもくろみも!?

話題のチャットGPTに「川柳」を作らせてみた

はじめてのチャットGPT体験です。なにしろ詳しくないので、恐る恐る。OurAgeのサイトを読み込ませるのは、後でどんな問題が出てくるかもわからず、不安になって避けました。とりあえず原稿の内容を要約して打ち込んでみます。

 

【私の依頼】

テラスでガーデニングをして、剪定した枝をガラス瓶にさしておくと、よく根が生えてくる。そうなると捨てるに忍びなく、植木鉢に挿し木し、結局元気に育ちます。もう植えるところがなく、増やしたいわけでもないのに、どんどん増えていきます。この状況を、定年後に再雇用で週3日働いている60代女性が、面白い川柳にしたとしたら?

 

誤字もありますが、キャプチャーを貼りますね。

チャットGTPに川柳聞いてみた1

【チャットGPTの回答】

瓶に枝 根ははえるけど 植えるところ

 

 

数秒で回答が来ましたが、まさに突っ込みどころ満載。ちなみに、上についている「増えすぎの川柳」というタイトルは、私が書いたのではなく、自動的に付けられてきました。

 

はてさて、川柳なのに面白さを出そうという気がないのか? オチをお願いしますよ。

 

【私の依頼】

オチをつけてください

 

【チャットGPTの回答】

「植木鉢に移しても、さすがに家には置けない」と彼女は笑った。

チャットGTPに川柳聞いてみた2チャットGTPに川柳聞いてみた3

 

ちょいちょい~!? これがオチ? 川柳だから少なくとも「五七五」の決まりごとは守ってね。

 

【その後の私とチャットGPTのやりとりをまとめると】

その後、五七五にしてもらったけれど、一切面白みのない五七五が来る⇒さっきはオチをつけてという表現が悪かったのかも、と反省し、言い方を変えて「ユーモアを感じさせて」と依頼。⇒そこで出てきたのがこの川柳。

 

【チャットGPTの回答】

瓶から出て 増えすぎた挙句 家がジャングル

 

だめだ~。意味が通じてニヤリと出来るレベルに、どうにも到達しません…。

 

ただし! 私がその時点で考えていた川柳候補が3つありまして、その中に、「家がジャングル」と似たのがあったのです。

 

【私の川柳候補のひとつ】

枝愛でて 根までも愛でて 家ジャングル

 

【チャットGPTの回答】を再度お見せします。

瓶から出て 増えすぎた挙句 家がジャングル

 

「ジャングル」というワードで笑いを取ろうとした点が同じ思考経路!?

もちろん、チャットGPTに候補の川柳は見せていません。驚きつつ、作っていた3つの川柳の中から、このジャングルバージョンを使うことにしましたよ。

 

チャットGPTの作った川柳が拍子抜けだった原因は?

さて、ジャングルという共通ワードは出たけれど…結局依頼した川柳を、チャットGPTにうまく作ってもらえなかった原因を考えました。

 

理由1)私が無料の「チャットGPT-3.5」バージョンを使ったから?

まず、私の聞き方が下手だったり、最終原稿を読み込ませなかったから情報量不足でうまく対処できないのかなあ、という反省もあります。

 

さらに影響が大きそうなのはチャットGPTのバージョン。私は無料のチャットGPTを使ったのですが、さまざまな記事を読みますと、この段階で無料なのは、どうもバージョンが一つ前の「GPT-3.5」のよう。

念のため、チャットGPT自身にこれも確認してみました。

 

【私の依頼】私が今使っているチャットGPTのバージョンを教えて

 

【チャットGPTの回答】

申し訳ありませんが、私の知識は2021年9月までの情報しか持っておりませんので、具体的なバージョン情報を提供することはできません。私はGPT-3.5アーキテクチャに基づいたモデルですが、その後のアップデートや改良の詳細については把握していません。最新の情報はOpenAIの公式ウェブサイトや関連するニュースソースをご確認いただくか、OpenAIに直接お問い合わせいただくことをおすすめします。

 

おおお! はじめてまっとうな回答が来た~! やっと会話が成立した気持ちになりましたし、返答が正直で好感すら持ちましたよ。

 

ということで、やはりバージョンは「GPT-3.5」でした。それに比べ、有料の「GPT-4」バージョンは、もっとずっと賢くなっているようです。そちらだったらうまくいくのか?

 

いやいや、だとしても「定年女子あるある(かもしれない)川柳」のためにお金は払わないしな~、と定年女子は思うわけです。

(※開発はどんどん進むし、様々な提供方法も出てくるようなので、今後は無料で賢いバージョンが使えるようになるのかもしれませんが。)

 

理由2)チャットGPTは俳句や川柳は、まだ苦手?

テレビで見たAI研究者の解説によりますと、チャットGPTは英語の学習はものすごくしたけれど、日本語はほんの少しだけ。もっともらしく提案やアイデア出しするのは得意だけれど、俳句などはまだだめ、と言っていました。あ~、だから川柳も発展途上だったのでしょうかね~。

確かに「チャットGPTのバージョン」のような、事実を聞いたときに比べて、川柳の出来映えは大人と子供の差です…。

 

ということで「定年女子あるある(かもしれない)川柳」は、今のところ(面白いかどうかはさておき)自分でなんとかひねり出していくしかなさそうです、はい。

 

では、今回の「定年女子あるある(かもしれない)川柳」。チャットGPTに負けませんように…。

 

AIに 振り回されて 振り出しに

 

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