春を目前になんですが、この冬もありがたいことに大根が立派に育ちました。
青首大根、紅しぐれ、紫大根など、生で良し!煮て良し!と、いかようにも楽しめる大好きな野菜なので張り切って種を蒔いてみたものの、当然ながら成長過程も一緒、ならば収穫時も一緒・・一度に大根って食べられ・・ない。
その上、畑での作業が少ない2月の頭に休みを取って旅行に行くことを決めたので、どうにか策を練らないと・・。
そのまま土に植えておくと大根の中にスが入るし、何か方法はないかしら?と首をひねっていると、畑メイトKさんが「地中で保管する方法があるらしい」というので、畑師匠にアイデアをもらって、遡ること12月の終わり、トライしてみることにしました(いかに早くから休みに向けて準備をしていたのかとも思う)。
抜きたてホヤホヤをまた土に戻すなんて、大根も「まさか!」と驚いたはず。
葉に養分がいかないように切り落とし、河童カットに変身した大根ちゃんが、すっぽり埋まるよう50センチほど土を掘ります。
土の中とはいえ、太陽を感じる向きに並べると良いと畑師匠より教わり、葉を北に、ボディは南の方向に間隔をあけて並べて・・
目印をして再び土へ。初の大根地中保管作戦、果たして上手く行くのでしょうか??
一方、お家の中でも大切に保存出来るよう、干し野菜ネットに入れてしばし乾燥。
数日後、しっかり水分が抜けたら密閉袋に入れて保存し、切り干し大根やお味噌汁、はたまたお漬物にして味わいます。
ハリハリ漬けが自宅で簡単に!
干してよし、漬けて良しだなんて、”大根役者”とは呼ばせないほどの名プレイヤーっぷり!
あとは旅行の間、静かに帰りを待ってくれていれば良いのですが・・・。
(続く)
加藤紀子
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