自分でもできる養生として、人気の「ツボ」押し。鍼灸師、深町公美子さんによるシリーズです。
体と心にきく 毎日のツボ
第5章 「見た目」アップで仕事も恋愛も成功させる
第5章では、美容にきくツボをご紹介。
憧れの美しいバストライン。いつまでもツンと上向きのバストでいたいものです。
今回は、「とがった美しいバストラインを取り戻す」効果が期待できるツボをご紹介します。
男性ならずとも美しいバストは憧れです。しかし、加齢や出産で胸も垂れてきてしまうのは否めない事実です。でも、ここで諦めてはいけません。筋肉トレーニングで大胸筋を鍛えたり、ツボ押しで、とんがったバストラインを取り戻すことも期待できます。
バストアップに効果的なツボは、母乳の出をよくすることでも有名な「中府(チュウフ)」です。血行をよくするためのツボなのですが、授乳中でなくとも、「中府」を刺激すると、バストのリンパの流れが良くなり、はりが出てくるのです。バストがはってきて、それが豊胸に繫がり、結果的にバストアップできるというわけです。
「中府」は、鎖骨の外側の下から親指幅分さらに下がった腕のつけ根の左右にあります。親指で両方いっしょに、ツボのまわりを円を描きながら揉むようにして、最後にツボを押して3秒止める。それを20回繰り返します。少し痛いけれどもそれがきいている証拠です。
はりが出てバストアップが望め、憧れのバストラインが取り戻せます!
「中府(チュウフ)」
「中府」は、鎖骨の外側の端の下にくぼみがありますが、そこから親指幅分だけ下がった腕のつけ根部分。押すと少し痛いと思いますが、それはツボに当たっている証拠です。
左右同時に、親指で円を描くように揉んで、最後にツボを押して3秒止める。これを2 0 回繰り返します。豊胸バストアップ効果が期待できます。授乳中の方にとっては、母乳の出が良くなるありがたいツボです。
次回からは、第6章「寝る前の5分間でラクラクボディになる」効果のあるさまざまなツボをご紹介していきます。
構成・編集/U T U . h i m u k a イラスト/丸山裕子